松屋の店舗限定「鶏めし」が知ってる鶏めしじゃねえ!! → いや…鶏めしではある…のか? 令和の鶏めし
なんでも、松屋が全国50店舗限定で「鶏めし」を提供しているらしい。ノーマルと、「炙りマヨ辣油鶏めし」の2種だ。このジャパンで鶏めしって言やぁ……大分県のアレだろ?
煮込んだ鶏肉とゴボウをご飯に混ぜるヤツだ。茶色い感じの。おにぎりとかにもされたりするよな。あれ好きなんだよなぁ。ようし、松屋の鶏めしを食ってみよう。
・580円~
と言うことでやってきました、対象店舗。どうやらノーマルは580円からで、炙りは680円からなもよう。
ノーマルは……ちょ、待てよ。580円の並から、大盛にすると一気に980円になるもよう。この上昇幅は圧倒的だ……。しかし今日は2種類食べねばならぬので、並を選択。
炙りも並と大盛の価格差は400円。こちらも並をオーダーした。
・白い
ほどなくして出てきたのがこちら。
あれ……? 白くね? いや、マヨネーズの方はいいよ。マヨネーズは何でも白っぽくなるからな。しかしノーマルも白っぽい気がする。
鶏めしってのは、もっとこう、茶色かったろ。ほら、Googleもそう言っている。
なんだか思っていたのと違うな……。まあいいや、とりあえずノーマルから食べてみよう。
引きで二つ並べてみたら白っぽさが強調されていたが、単体で見たらそこまで白くはなかったか。
しかしやはり、私の知っている鶏めしとはだいぶ異なる。まず、何だこのブロック状のチキンは。
チキンをどかすと、下に何やら茶色い半透明のものと、きざみ海苔が密集していた。あとはトップに見えているネギ。これが主な構成材料か。
食べてみると……おっ、このチキンは柔らかい。ソフトでフニフニしている。そして、醤油ベースの味付けに、どことなくピリッとする要素がある。この茶色い半透明のモノは刻まれた玉ねぎだったようだ。
なるほど。まず全体的な味としては、非常に塩気が強いぞ! 醤油ベースのタレの味が濃いのだ。これはご飯が大量に欲しい。並のライスの量では少し足りないように感じた。
チキンはコンビニのサラダチキンのような味と食感だ。玉ねぎ入りの濃い醤油ベースのタレで、ブロック状にカットしたサラダチキンをやっつけたらこんな感じになりそう。
この塩辛さなら、マヨネーズとの相性はバツグンかもしれないな……。
そう思い「炙りマヨ辣油鶏めし」も食べてみたところ、その部分は想定通り! ノーマルに感じた塩気の強さは、マヨネーズがマイルドにしてくれている。むしろ、もっとマヨネーズを増やしてもいいくらいだ!!
ぶっちゃけ「炙り」の要素については主張が曖昧でよくわからなかったが、とりあえずジャンクみがあって美味い。辣油とチキンの相性もいい。
しかし、やはり味の濃さに対してライスがちょっと物足りない。ライスだけ倍くらいあっても良かった。
ということで、松屋の店舗限定な鶏めし2種。とりあえず味が濃いので、薄味が好きな人にはお勧めしない。しかし、ジャンクで濃い和風な味付けのチキンを食べたいなら、これは選択肢に入ってくるだろう。
そして今さらだが、やっぱりこれは、知ってる鶏めしではないように思う……。いやでも、チキンが入っているから、物質としては鶏めしと言えなくもないのも確か。令和最新の鶏めし。
参考リンク:松屋「店舗限定メニュー」「鶏めし販売店舗」
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.