別荘風カフェで1杯2750円のコーヒー「パナマゲイシャ」を味わう 意外メニューはラーメン【駿河区】
国道1号線から少し入っただけで、別荘に来たかのような雰囲気が漂うカフェがあります。静岡市駿河区の「ブリス キャフェ トゥ ヴァン」はスペシャルティコーヒーが自慢で、ケーキはオーナーの手作り。意外にもラーメンが週末限定で登場します。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへいつも通る道でも、1本裏へ入ればそこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡ります。静岡市を横断する主要道路・国道1号線を安倍川方面へ散歩しています。
別荘風の外観や店内に感動
国道1号線とインター通りの交差点から南へ。JR東海道線の高架下を抜けて歩いて行くと、カフェと書かれた雰囲気のある看板を見つけました。
こんな所にカフェがあるのかと思いながら路地に入っていくと、街中とは思えない「別荘」のような雰囲気の建物があります。
店内は落ち着いた雰囲気で、大きな窓からは緑と明るい光があふれていました。
オーナーは武田昌之さん。武田さんのたたずまいからも、このカフェのオシャレさが伝わってきます。
ブリス・武田昌之さん:
このカフェのキャッチフレーズが「別荘に来たかのようなカフェ」です。サッカー選手もお忍びで来てくれます
そう武田さんが言うように、店内にはサッカーのユニホームがたくさん飾られていました。
武田さんは清水エスパルスのIAIスタジアムにも常設の売店を出店していて、スタジアムグルメを手がけているそうです。
トップの中のトップ「パナマゲイシャ」コーヒー
このお店のおすすめは、なんといってもコーヒー。スペシャルティコーヒーと呼ばれるトップレベルの豆を常時16種類そろえています。
ブリス・武田昌之さん:
コーヒーの中でもスペシャルティコーヒーと呼ばれる高級なもので、その中でもトップオブザトップと言われる「パナマゲイシャ」をどうぞ
なかでも一番高価なパナマゲイシャは1杯2750円!
高価なコーヒーの味はどうでしょうか。「キリッとしていてフルーティー」という感想に対し、オーナーは「フローラルなイメージもします」と補足。
オーナー手作りの絶品ケーキと人気のスムージー
コーヒーだけでなく、ケーキも自慢のメニュー。
「マスカルポーネクリームタルト(765円)」は長田のモモを使ったタルトです。
オーナーの武田さんの手作りで、上からモモ、マスカルポーネクリーム、カスタード、タルト生地と層になっていて、見た目も美しい一品です。
ケーキを一口食べると、みずみずしい甘さに思わず笑顔になってしまいました。
甘党はイチゴのスムージーとモンブラン
コーヒーが苦手、という人はイチゴのスムージーはいかがですか。
「紅ほっぺスムージー(770円)」は女性に人気のドリンク。甘くておいしいと評判ですが、後から酸味が来るのが特徴です。濃厚なスムージーでした。
「モンテビアンコ(765円)」も一緒にどうぞ。
ブリス・武田昌之さん:
モンブランは生クリームを使っているところが多いですが、抹茶クリームにしたらおいしいのではと思ってやってみました
クリのペーストも和栗と洋栗の2種類を独自にブレンドして作っていて、手が込んでいます。
意外なメニュー週末限定のラーメン
カフェのメニューなのに意外なのが、ラーメン。
ラーメンを作るのはオーナーではなく、ラーメン店で修行した息子の優生さんです。
「真鯛らーめん(1200円)」はスープを飲んでみると魚の風味がいっぱいでした。
ブリス・武田優生さん:
天然のマダイを100%。水とマダイのあらと頭だけを使ったスープです
具は小松菜、水菜、煮卵、チャーシュー、のり。お酒の後に食べたくなるかもしれません。
ラーメンは週末限定ですが、ラーメン目当てに来店する客も多いそうです。
他にも、「珈琲香るらーめん」や「煮干しらーめん」など、その時々でラーメンの種類は変わります。
オーナーの武田さんは「息子のラーメンのスープだけは全部飲み干す」と絶賛。一人でラーメン店に入りづらい人が「ここなら」と気軽にラーメンを頼める環境でもあります。
裏路地で見つけた「ブリス キャフェ トゥ ヴァン」は、本格コーヒーから手作りケーキ、さらにラーメンまで楽しめる異空間。親子で切り盛りする温かい雰囲気も魅力的でした。
■店名 ブリス キャフェ トゥ ヴァン
■住所 静岡市駿河区南安倍3-6-43
■営業時間 09:00~21:00(最終入店19:30)
■定休 火・エスパルスホームゲームの日
■問合せ 054-266-6263