小田原市郷土文化館 新たな発掘成果を公開 展示解説も 12月15日まで
小田原市郷土文化館で12月15日(日)まで、特別展示「古墳時代中期の人々のくらし」を開催している。主催は小田原市教育委員会。午前9時から午後5時まで(最終入館4時30分)、観覧無料。
久野下馬下遺跡(市内久野)の出土品を中心に、古墳時代中期の人々の暮らしを約200点の資料から紹介。衣・食・住や祭祀、他地域の交流の姿を出土品から垣間見ることができる。同遺跡で発見された大量の土器類や、市内で初めて出土した「子持勾玉」2点の公開などが行われる。
同時開催の「最新出土品展2024」では、昨年度の発掘調査12地点の成果を出土品やパネルで解説。江戸時代の住居の礎石や漆塗りに使用した椀やヘラなどの道具類、戦国時代の将棋盤などを展示している。
会期中には展示解説や遺跡調査発表会、遺跡講演会を開催する。問い合わせは市文化財課【電話】0465・33・1715。