6月は梅雨と猛暑のダブル注意報!? 台風発生ゼロの年は要警戒!
5月も終わり、気温30℃を超える真夏日や週末のたびに降る雨など、“ひと足早い梅雨”を思わせる日が続いています。この先6月はどんな天気になるのでしょうか? 今回は、読売テレビ『かんさい情報ネットten.』のお天気コーナー『スケッチ予報』でお馴染みの気象予報士・蓬莱大介さんが、6月の天気の傾向と、いま知っておきたい注意ポイントについて教えてくれました。
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蒸し暑い日が続く6月、梅雨入り後は大雨にも警戒を台風発生ゼロのまま6月へ。今年は“帳尻合わせ型”の年に?梅雨&夏バテ対策におすすめ! “食べられる花”で気分も華やかに
蒸し暑い日が続く6月、梅雨入り後は大雨にも警戒を
6月は全国的に、気温が平年より高くなる予想です。晴れた日には気温が30℃近くまで上がり、蒸し暑さを強く感じるでしょう。
また、降水量は平年並みかやや多めの傾向に。梅雨入り後は南から湿った空気が流れ込み、一度雨が降ると激しさを増すこともあります。なかでも「線状降水帯」が発生すると、同じ地域に数時間以上も雨が降り続き、災害級の大雨となるおそれがあります。早めの防災対策や避難ルートの確認をしておきましょう。
台風発生ゼロのまま6月へ。今年は“帳尻合わせ型”の年に?
今年は、まだ1個も台風が発生していません。6月まで台風が発生しないのは、実に9年ぶりのことです。過去のデータを見ると、このような年は、夏以降に“帳尻を合わせるかのように”台風が連続で発生し、日本列島に接近・上陸する傾向があるといいます。
梅雨&夏バテ対策におすすめ! “食べられる花”で気分も華やかに
写真左:87farm(ハナファーム)、写真右:87jela(ハナジェラ)のベゴニアジェラート
先日、「エディブルフラワー(食べられる花)」の生産が今まさに旬を迎えているという話題を読売テレビ『かんさい情報ネットten.』の旬感中継で紹介しました。見た目にも鮮やかで、食欲が落ちやすい梅雨や夏の時期に、料理に彩りを添えてくれます。
花ごとにほんのり甘みや香りがあり、サラダや冷製パスタ、デザートなどに取り入れるのもおすすめです。
6月は、梅雨の大雨や蒸し暑さ、そして今後の台風シーズンに向けた“備えどき”でもあります。「まだ来ていないから安心」ではなく、「これから一気に来るかもしれない」と考えて、今のうちから備えをしておきましょう。
蓬莱 大介(ほうらい だいすけ)
2011年より読売テレビの気象キャスターを担当し、現在は「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネットten.」「ウェークアップ」に出演中。翌日の天気のポイントをイラストで教えてくれる「スケッチ予報」では、ユーモアあふれるイラストが大人気!
画像/蓬莱 大介、PIXTA 解説/蓬莱 大介