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「あのタックル、監督は見てないんです」カンニング竹山が聞いた悪質タックル事件・当事者の声

文化放送

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時) 7月1日の放送では月曜レギュラーのカンニング竹山が、2018年に起きたいわゆる悪質タックル事件について語った。

竹山「今から6年前、日大アメフト部の悪質タックル事件っていうのがありました」

邦丸「リスナーの皆さんも記憶に残っている方は多いと思います。日本大学の選手が、関西学院大学の選手に、やってはいけないタイミングで後ろからタックルして大怪我を負わせました。ここに監督・コーチの指示があったんじゃないかという事で大揉めになって、日本大学全体のイメージを落としたという事件がありましたが、もう6年経っているんですね」

竹山「私はABEMA(旧AbemaTV)で、平日の夜9時からやってるニュース番組に月2回ほど出てるんですけど、ずっとこの問題をスタッフと追い続けていました。今から3年前には、コーチをやっていた井上さんに本当は何があったのかインタビューで伺いました。そして今回、元監督の内田正人さんにインタビューさせてもらうことになり、アベプラで流して今はYouTubeでも見られるようになっています。この6年間、何があって今何をやってるのか、ということをずっと話していろんなことが分かりました。まず、指示があったかなかったかについては、監督が指示はしてないと。井上コーチは「潰して来い」とは言ったけど、それはアメフトのスラングじゃないですけど、「叩き潰しに行こうぜ!」とか、「倒すぞ!」みたいな言葉の一つで、選手との行き違いがあって、ああいうことになっちゃったということでした。ちなみに内田元監督は、あの事件そのものは見てないんですね」

邦丸「あの試合の会場では見ていない?」

竹山「会場にはいましたけどプレーは見てない。悪質タックルは、まあ競技場の左の方で起こって、試合は右の方で進んでいたんです。そっちを見ていたら審判に止められて、15ヤードかな?ペナルティで下がれと言われて「今何が起こったんだ?」となったそうです。今、冷静になって考えると、内田さんと井上さんは刑事事件になったんだけど不起訴になっています。これは警察の人がいろいろ調べたりして、相手を怪我させるつもりの指示はなかったというのが確立したんですよね。

そういう不起訴になったこと自体も世の中にあんまり出ていませんし、なおかつここが一番問題で、我々も考えていかなきゃいけないんだけど、世論がものすごく傾いて動きましたよね。記者会見でちょっと失敗したり、ネクタイの色がどうたらこうたらとか、そこから始まって、裏側を全然察することなく、とりあえず「悪者なんだ」と世論やメディアが勝手に決めつけちゃう流れがありました。その流れって何なんだろう。

一回、そういう風になってくると、もう止められないというか、本当はみんな正義感でやってるんですけど、よくよく調べてみると間違った正義だなって。どんどん、その人の人生を潰していくということが行われているのではないかと。その辺のことを我々はちゃんと精査していかなきゃいけないなと言うことです。もう一つ、正しいか正しくないかはちょっと置いておいて、僕にすごく響いたのは、今、貧困層か富裕層かで、子どもの夢が変わってきているっていうんですよ」

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