フルーツサンドメインのオシャレカフェ「果実屋珈琲」の運営元を調べたら、まさかのあの会社だったーーーッ!
最近私(佐藤)に、とても挑戦的な問い合わせが届いた。「行ってもらいたいカフェがあります」というのだ。そこは東京・調布市の「果実屋珈琲」という。お店のURL付きで情報をお寄せ頂いたのだが、そのメールはこう続いていた。
「こんなにイケているのに、経営は……なんと大手飲食チェーンの、あの会社!」
なるほど、そのお店を見て来いとのリクエストだな。良かろう! 見てこようじゃないかッ! 実際に行ってみたらマジでオシャレカフェだった。そして経営は、あの会社だったーーーッ!!
・運営元はアノ会社
お店は調布の深大寺にある。最寄りの駅から遠かったので、バスに乗り継いでいくことにした。幸い、バス停(西原停留所)が店の目の前にあるので、意外とアクセスは良い。
私はJR線で吉祥寺駅に行き、そこから小田急バスに乗って西原のバス停で降りた。
この外観から、どこかの大手飲食チェーンを感じさせるようなものは見当たらない。運営会社を調べた後にあらためて外観を見ると、たしかにグループを彷彿とさせるものを多少感じる。このお店の運営元、外観でわかるかな?
その会社とは、こちら!
「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「焼きたてのかるび」などを手掛ける物語コーポレーションだったーッ! こんなオシャレカフェまで運営しているとは、全然知らなかったぞーー!!
お店は入口のところにショップを併設している。ちなみにこの手のお店にしては閉店時間が早く、カフェは8~18時まで、ショップは10~18時までとなっている。
ショーケースには、店の売りのフルーツを使ったスイーツやサンドイッチなどが並んでいる。
使用品種の産地や糖度まで掲示しており、かなり本格的だ。
・メインはフルーツサンド
メニューを見ると、旬の果実として「シャインマスカット」と「クイーンルージュ」を推している。そしてこれから寒くなるのに合わせて、オニオングラタンスープのプレートも。
メインはフルーツサンド。最近あまり聞かなくなったが、いわゆる「萌え断」(美しい断面に ”萌える” こと)系のサンドイッチである。そういえば、一頃よりフルーツサンドのお店って少なくなった気が……。
食事系には「かにサラダ」のサンドイッチがあった。名物っていってるくらいだから、自信のある商品なのだろう。
それからベーカリーカフェでは定番のフレンチトースト。
意外にも、旬の果実のものを除いてパフェは1種類しか置いてない。あくまでもメインはフルーツサンドということになるのだろう。
・かなり本気
注文したのは、カニサラダとフルーツミックスのハーフ & ハーフセット(税込1353円)と、ドリンクセットでブレンドコーヒー(税込429円)だ。それから食後に4種の果実のフルーツケーキ(税込869円)である。
フルーツサンドの感想よりも先にお伝えしておきたい。コーヒーが美味い! 店名に「珈琲」を冠している以上、これが美味くなければ始まらないよね。
正直それほど期待していなかったけど、かなりしっかり商品開発をしている。
続いてかにサラダのサンドイッチ。かにサラダというと巻き寿司が思い浮かぶのだけど、味はどうかな?
サッパリしていて、モーニングにも軽食にもいける軽やかなテイストだ。このまま酢飯と、かにサラダ軍艦でもいけそうかも。
お次のフルーツサンドはホイップクリームたっぷり! 産地にこだわった果実も申し分ない。
パンは店舗で自家焼成している。湯種生地を使っているので、もっちりしっとりしており、粘りがあるタイプ。クリームのなめらかな食感とよく合っている。同社がかなり本気でカフェの運営に取り組んでいることがわかる。
そして、フルーツケーキは見た目に小さそうだけど、かなりボリューミー! これもたっぷりのホイップクリームがあしらわれていて、クリームだけでお腹がいっぱいになりそうだ。
食後に注文したけど、デザートに食べるには量が多かった。甘いモノは別腹というけど、別腹でも収まり切らないほど食い甲斐があるので、注文時には注意して頂きたい。
まさか物語コーポレーションがカフェまで出しているとは。それも相当しっかり造り込んでいるので、これが多店舗展開を始めたら他社のブランドを脅かすかもしれないぞ。焼肉きんぐ・丸源ラーメンに続く第3の柱になるか? 今後が見ものだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 果実屋珈琲
住所 東京都調布市深大寺東町1-1-1
時間 カフェ8:00~18:00 / ショップ10:00~18:00
参考リンク:果実屋珈琲
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24