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岐阜にある養老サービスエリアは名神高速道路利用者にはお馴染みのSA。まずもって広くて休憩にぴったりだし、グルメも充実していて大阪から中部への移動とかだと重宝するスポットの1つである。

そんな養老サービスエリアに歩いて行ってみたことは以前の記事でお伝えした通り。SAを隅々まで堪能したくなる「徒歩で来た！」シリーズ。休憩がてらメインの建物外にあるドトールに入ってみたところ……ファ!?　鉄板で肉焼いてるゥゥゥウウウ！

・店舗限定メニュー

ドトールって鉄板あったっけ？　入ってまず、そんな疑問が頭をよぎったのだが、すぐに「いや、ないだろ」と思った。なにせ、店員さんがお好み焼き屋みたいな広い鉄板でガシガシ肉を焼いているのである。こんなドトール見たことねえ！

そこでメニューをよく見てみたところ、「飛騨牛サンド（税込1200円）」というものが店舗限定であるようだ。ポップには「ここでしか食べられない」と書かれているので、ガチでこの店だけの店舗限定メニューの様子。

・食べてみた

どうやら、店員さんが作っていたのはこの飛騨牛サンドのようで、注文してみたところ、ソーセージの替わりに焼肉状態の飛騨牛が挟まれたホットドッグみたいな代物であった。焼肉は照り焼きみたいな甘辛の味付である。

また、パンは外側がパリッとしているけど、フワッと噛み切りやすいソフトさもある。サブウェイのソフトフランスパンよりもソフトで噛み切りやすいのが食べ歩きしやすそうで良い。

・店員さんに聞いた話

さすが、大がかりな鉄板を設置するだけあって、味のコントラストや食感のバランスにもこだわりを感じた。しかし、この店限定なのは飛騨牛サンドだけではないらしい。店員さんに聞いた話によると……

5種類あるドッグ系サンドは全部この店だけのものなのだとか。確かに、「ビッグジャーマンドッグ（税込470円）」とか「ビッグジャーマン赤味噌ボロネーゼドッグ（税込570円）」とか「厚切りベーコンタマゴタルタルサンド（税込840円）」とか、どれもドトールで見たことない！

そのガッツリ系の店舗限定メニューの充実度は、コーヒーショップかどうかも疑わしいレベル。伊達にお好み焼き屋みたいな鉄板があるわけじゃない。

・ここだからこその価値

養老山地の麓にある養老サービスエリア。レストランやフードコートには、飛騨牛だけでなく養老山麓豚や松坂牛を使用したものまである。そのメイン建物内のグルメ充実度に目を奪われ、ドトールは全くノーマークだった。

まさか、フラッと入ったドトールがここまで攻めていようとは。コーヒーチェーンと侮るなかれ。逆に、養老サービスエリアに行くことがあったら、まずはチェックするべき店かもしれない。

その証拠にSAの中では隅っこの方にもかかわらずなかなか盛況なドトール養老サービスエリア下り店。私（中澤）が行った時は行列もできていたし、みんな結構な確率で店舗限定サンドを購入している。チェーン店とは言え、ここだからこその価値が感じられたのであった。

・今回紹介した店舗の情報

店名　ドトールコーヒーショップ 養老サービスエリア下り店
住所　岐阜県養老郡養老町 橋爪 1477
営業時間　7:00-21:00
定休日　無休

執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.