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ノジマステラ 砂地の練習場が畑に 焼き芋販売店と協働事業

タウンニュース

芋ほりをする児童と選手

女子サッカープロチーム・ノジマステラ神奈川相模原の練習場(新戸)の一角で育てたサツマイモの収穫が11月4日に行われた。市内を拠点とする焼き芋販売店との協働事業で、使われていない砂場のトレーニング場を使用し、食育や地域住民の交流の場とすることが目的。収穫したサツマイモは来年3月のホーム戦で焼き芋として販売する予定。

当日は同クラブの選手や相模原南児童ホーム施設の児童ら40人が参加。児童が芋を掘り起こすと選手は「ナイスー」と盛り上げるなど交流を図っていた。この日の収穫量は55kg。焼き芋販売店「かわしまやきいもストア」(中央区)がビニールハウスで約4カ月間熟成させた後、3月に同クラブチームのホーム戦で販売する。参加した南里杏選手は「一から自分たちで作り上げたもの。焼き芋から子ども達や農家さんなどいろんな人が携わったこと感じてもらえれば」と語る。

この畑はノジマフットボールパーク内にあり、以前砂場のトレーニング場として利用されていた場所。5年程前から砂場は利用されておらず、荒地となっていた。

きっかけは同店の川嶋純矢さんからの提案。昨年から市内でサツマイモ作りに取り組み始めた同店の焼き芋は、現在相模原市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている。川嶋さんは「相模原市民にもっと応援してもらいたいと思い、ノジマステラさんと一緒に何かできないかと声をかけた」と経緯を語る。話を受けた同クラブは使用していない練習場を活用した畑作りから取り組むことを提案。耕作放棄地の活用にも積極的だった川嶋さんは快諾した。

出来栄え「上々」

雑草除去や耕うん作業を経てから選手や児童たちが6月末に「紅あずま」と「シルクスウイート」の苗植えを行った。収穫までの間、サポーターや児童たちが手入れで訪れたことも。川嶋さんは「農薬や肥料を使用していないことがこだわり。水はけが良く出来栄えは上々」と手応えを語り、川島はるな選手は「子ども達が楽しそうで嬉しい。苗植えから収穫までやり切ったことがよかった」と話した。

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