秋シーズン中盤のヤエン釣りでアオリイカ2杯【福井・敦賀内湾】好ゲストに青物もヒット
福井のアオリも秋シーズンとなり、中型〜1kgの個体が狙えるようになった。今シーズン2回目のヤエン釣りに出かけたので、釣行の様子をお届けしたい。
秋シーズン中盤のヤエン釣り
ヤエン釣りにはアジが必要だが、前回敦賀港で釣ったアジはかなり小さく使いにくかったので、なかむら釣具敦賀店で10匹買う予定で立ち寄ったのだが、売り切れていた。今後、ヤエン釣行する方は確認したほうが良いかもしれない。
敦賀港でサビキ釣り
アジが売り切れだったので、敦賀港に立ち寄りサビキ釣りでエサのアジを確保することにした。ヤエン用のアジを釣っている人が4人ほどおり、ヤエン人口も数年前に比べるとかなり増えていると感じた。
さっそくアジを釣る用意をし釣り始めた。釣れるアジは前回よりも一回り成長して大きくなっているが、ヤエン釣りで使うには少し小さいかなと思うサイズばかりだ。午前中だけの短時間釣行で、15匹ほど釣ってからポイントへ向かった。
ポイントは敦賀内湾
越前方面はアタリもサイズも良いのだが、秋のヤエンシーズンは平日でもかなり混み合う激戦区だ。今日は午前中のみの短時間釣行で、ゆっくり腰を据えて釣るわけではないので敦賀内湾のポイントへ向かった。
敦賀内湾のポイントに到着すると、すでに3人のエギンガーとウキ釣りをしている人が釣りをしていた。アタリがよく出る場所は取られていたので、少し離れた場所で竿を出すことにした。
朝マズメはアタリなしの時間続く
日の出まで1時間半、まだ暗い中竿を出しアタリを待つことにした。暗い時間はアタリがなかったが、日の出少し前、辺りが明るくなり、アタリが出そうな気配がしてきた。しかし、アタリは出ず日が昇ってしまった。海は底まで見える透け潮で小魚もいない状態だった。
ツバスやエソがヒット
日が昇って1時間後ぐらいに小魚が海面を泳ぐようになり、海が騒がしくなってきた。すぐに竿に反応があり、ドラグからラインが出されるアタリがあった。止まることなくラインが放出するのでアオリではなく、魚のようだ。
一呼吸おいてアワセを入れヒット。ただ、重みはあまりなく上がってきたのは小型のエソだった。エソをリリースし、アジを投入するとすぐアタリ。これも魚のようだが、先ほどより引きが強くドラグが出される。上がってきたのは30cm弱のツバスで、いいお土産ができた。
アオリのアタリあり
ツバスが釣れ青物が回遊しているので、しばらくはアオリのアタリは出ないかと思っていたが、竿先がゆっくりと動き出し、ドラグが出るアタリ。やっとアオリが抱いたようだ。
アジが小さいので抱いてすぐにヤエンを投入するのだが、ここは手前の水深が浅く敷石があり、気をつけないとすぐヤエンが着底して根掛かりしてしまう。そういう場所はヤエン投入後、すぐ竿を両手で高く上げれば根掛かりを防ぐことができる。
アオリを手前まで寄せたが、アオリがアジを離していなかったのでヤエンは掛かっていないようだ。アワセを入れ、針掛かりを確認してギャフを使いキャッチ。20cm弱のアオリだった。
痛恨のバラし
1杯目のアオリをキャッチして、連続のアタリを期待したのだがアタリが出ない時間が続いた。アジが弱り交換することにし、この日釣った大きめのアジをつけ投入した。
しばらくするとアタリがあり、竿を持つとかなりズッシリとした重みがあり、この時季にしては大物の予感がした。すぐにヤエンを投入して、やり取りをしていると針掛かりしたようで無事ヒット……と思ったが、途中で根掛かりしてしまった。かなり悔しかったが仕方がない……。
最終釣果
この日は午前中の短期間釣行でアオリイカ2杯、ツバス1匹の釣果だった。今年は青物の回遊が多く、アオリイカは日によっては厳しいのかもしれない。
捌いてみたら抱卵個体だった
帰宅後、アオリイカを捌いていると20cmのメスの個体が抱卵していた。まだ産卵している個体が秋にいるのか、新子のうちから卵を持つのだろうか。
ただ、秋シーズンに何度かメスを釣ってはいるが、卵を持った個体は記憶にない。産卵している個体か、春から生き残っている個体かもしれない。
<ナカイカ/TSURINEWSライター>