トイレの「温水洗浄便座」が火災につながる“4つのサイン”「見逃すと危険!」「今すぐ確認します」
冬に相次いで発生している、火災による事故。火のもとになるのは、コンロや暖房器具だけではありません。じつは、ご自宅のトイレが火災の原因になるケースもあるんです。ここでは、トイレの“温水洗浄便座“が「トイレ火災」につながる、見逃せないサインについてご紹介します。
サインその1.便座が異常に熱いまたは冷たい
便座の温度が正常でない場合、温水洗浄便座に不具合がある可能性が高いです。そのまま使い続けると、便座や便座コードから発火する可能性があり危険を伴います。
温度だけでなく、割れ・ひび・欠けなど明らかな劣化が見られる場合も事故のリスクがありますので注意してください。
サインその2.水漏れが起きている
「まだ使えるから……」と水漏れを放置するのは危険です。内部の電気部品に水がかかりショートして、温水洗浄便座が発火する恐れがあります。
サインその3.電源コードが熱をもっている
電源プラグの差し込み口の発熱や変色、電源コードの発熱は、温水洗浄便座が警告しているサインです。この場合はコードやプラグから発火する危険がありますので、早急に使用を中止しましょう。
サインその4.操作ボタンのシールが剥がれている
温水洗浄便座を長く使っていると、操作ボタンのカバーやフィルムが剥がれる場合があります。一見ただの経年劣化に見えますが、じつはこれも危険。
シールが剥がれたり操作部がひび割れていたりすると、亀裂から内部に水が入る恐れがあります。
電気部品が被水すると発火リスクが高まりますので、安易に見過ごしてはいけません。
異常を見つけたら「止水栓」を閉めて点検を
温水洗浄便座に異常を見つけたら、ただちに電源プラグを抜きましょう。止水栓を閉めて水を止め、メーカーなど業者に点検を依頼してください。あわせて、買い替えも検討してください。
温水洗浄便座は電化製品です。「トイレだから大丈夫」と安心せず、定期的に点検を受けて安心安全に使いましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア