【ワンピース】火の傷の男は誰?正体を徹底考察【ネタバレ注意】
本記事は『ONE PIECE』における、謎の人物「火ノ傷(ヒノキズ)の男」についての考察です。作中では火の傷とヒノキズの両方で描写されていますが、記事内では以後火の傷で統一しています。
本記事はONE PIECE単行本最新刊およびジャンプ本誌最新話のネタバレを含みます。
火の傷の男とは
火の傷の男は、最後のロード歴史の本文を所持していると考えられているキーキャラクターです。
しかし、登場回が極端に少なく、名前のみの登場と、情報がほとんど明かされていません。
確たる情報は名前にある通り以下の2つのみです。
火の傷がある
男性
情報が少ないのは、後半に活躍機会を設けたいという作者の意図があるのは想像に難くありません。
既にワンピースは最終回に向けて物語が展開しつつあるので、今後どんどん情報が明らかになっていくでしょう。
エースが倒した王家七武海
エースが倒した王家七武海「ハナフダ」は火の傷の男ではない可能性が高いです。
以下はハナフダに関する情報です。
名前
ハナフダ
異名
トカゲの王
経歴
元王家七武海
能力
ウオウオの実の能力者(推定)
身長
514cm
趣味
古代種の悪魔の実の収集
登場回
1100話(名前のみ)
全て109巻SBSにて判明。
ハナフダが火の傷の男ではない根拠は以下の2つあります。
1.SBSで情報が明かされる
SBSはいわゆるおまけコーナーです。
本編で活躍させるキャラクターであれば、情報も本編で明かされるのが暗黙の了解です。
なので、「SBSで情報開示 = 本編で活躍させる予定がない」となるでしょう。
2.能力の不一致
火の傷の男の能力は、海また水を操る能力者と推定されています。
ハナフダの異名「トカゲの王」をそのまま解釈するならば、ウオウオの実の能力者の線が濃厚です。
ウオウオの実の能力者ではなかったとしても、海また水に関する情報はありません。
ロード歴史の本文の所在
ロード歴史の本文の所在は以下のようになっています。
所在
所有
ゾウ
麦わらの一味
ハートの海賊団
→黒ひげ海賊団
ワノ国
麦わらの一味
ハートの海賊団
→黒ひげ海賊団
キッド海賊団
→赤髪海賊団
ホールケーキアイランド
麦わらの一味
ハートの海賊団
→黒ひげ海賊団
キッド海賊団
→赤髪海賊団
魚人島(移動済み)
火の傷の男(推定)
最後のロード歴史の本文を火の傷の男が持っていることは、黒ひげ海賊団が推測していました。
カタリーナ・デボン
「こいつ”ヒノキズ”を知ってんじゃない?」
クザン
「ヒノキズ?」
ジーザス・バージェス
「世界にゃ大切な赤い4つの歴史の本文があってよ」
「その内2つはカイドウと・ビッグ・マムが持ってるらしいんだが」
黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)
「あと2つ…!!見つからねェのよ!!」
「その内1つはヒノキズの男が持ってると言われてる」
出典: 107巻1081話〝黒ひげ海賊団10番船船長クザン〟
最後のロード歴史の本文は元々魚人島にあった
最後のロード歴史の本文は元々魚人島「海の森」にありました。
発見された967話〝ロジャーの冒険〟では、隣にジョイボーイの謝罪文が綴られたもう1つの歴史の本文がありました。
しかし、ロビンが海の森の訪れた際には、ジョイボーイの謝罪文が綴られた歴史の本文はありましたが、ロード歴史の本文は見つかっていません。
ロード歴史の本文は破壊はできませんが、移動は可能です。
歴史の本文の移動は空島編で明らかになっています。
この都市には歴史の本文が運び込まれている!!
間違いない…!!敵意に対してこの都市は戦ったんだわ…!!!
出典: -ニコ・ロビン- 29巻272話〝戯曲(プレイ)〟
実際に空編編終盤では、元々古代都市シャンディアにあった黄金の鐘と共に歴史の本文が巨大豆蔓(ジャイアント・ジャッグ)の近くまで移動されていました。
トロッコ跡もあったので、トロッコで運び込まれたのでしょう。
つまり、魚人島にあったロード歴史の本文は何者かによって持ち運ばれたと考えられます。
火の傷の男を考察
火の傷は男に関する情報は以下の6つです。
※下記2、4以外は作中のキャラクターが推測した情報です。そのため作者が今後の展開を予想させないためミスリードを誘った可能性も考えられます。
ロード歴史の本文を所持
トラファルガー・ローの関係者
海を操る能力者
黒い船に乗っている
政府の人間
火の傷がある
上記の該当者から可能性の高い順で解説していきます。
「該当数 = 可能性の高さ」とは限りません。ご注意ください。
モンキー・D・ドラゴン
ロード歴史の本文を所持
→不明
トラファルガー・ローの関係者
→△元海軍であり海軍にはコラソンが在籍
海を操る能力者
→△風を操ったかのような描写あり
黒い船に乗っている
→〇革命軍の船「ヴィント・グランマ号」
政府の人間
→△元海軍
火の傷がある
→△タトゥーがある
結論:火の傷の男の可能性が高い
いずれにも該当する可能性がある一方で、不明確な点が多いです。
しかし、否定できるだけの根拠もありません。
①聖地マリージョアの襲撃
革命軍が聖地マリージョアを襲撃した際には不可解な描写がされています。
該当描写は、神の騎士団の不在。
天竜人の安全性は神の騎士団によっていくらか担保されています。
そのため神の騎士団は、普段はマリージョアで駐在していると考えられます。
しかし、革命軍襲撃の際には一度も姿を現していませんでした。
結果、襲撃は成功し、天竜人は前代未聞の食糧難に喘いでいました。
革命軍にとって明らかに有利に働く展開から、世界政府には革命軍のスパイが潜んでいる可能性が高いです。
神の騎士団も操れるほどの立場となれば、政府の中でも要職に就いているとも解釈できて、ロード歴史の本文を所在を知っている可能性も高まります。
②風を操る
ドラゴンが風を操ったと思われる回では以下のような描写がされていました。
麦わらの一味がローグタウンから脱出する
ルフィがスモーカーに捕まる
ドラゴン登場
突然の突風により、スモーカーとルフィが吹き飛ばされる
渦は、何らかの外的要因により海の流れが乱れると発生する自然現象です。
よって、風を操る能力者は海の渦を意図的に発生させることが可能です。
③歴史の本文の価値を知っている
ドラゴンは以下の描写より歴史の本文の価値を理解していると解釈できます。
ベガパンク
あの巨人族達気になるか?
モンキー・D・ドラゴン
「盗賊じゃない…さっき調べはつけておいた」
「エルバフからやって来た様だが…彼らはこの文献の価値を知ってる」
出典: 106巻1066話〝オハラの意志〟
「彼らは文献の価値を知っている = ドラゴンも知っている」
このように解釈できます。
会話にある文献は、オハラの湖に投げ込まれた書物を指しています。
オハラは考古学者が住む島であり、歴史の本文の解読が進んでいました。
なので、文献の価値とは、オハラの文献は歴史の本文の解読方法もしくは歴史の本文に綴られた空白の100年に関する内容です。
空白の100年には世界政府取って不都合な内容であるため、ドラゴンが政府を敵対視することにもつながります。
スコッパー・ギャバン
※ギャバンは画像中央の黄色いシャツとサングラスを着用した人物
ロード歴史の本文を所持
→△元ロジャー海賊団
トラファルガー・ローの関係者
→不明
海を操る能力者
→不明
黒い船に乗っている
→不明
政府の人間
→不明
火の傷がある
→不明
結論:情報は非常に少ないものの、可能性は十分ある
「スコッパー・ギャバン = 火の傷の男」の最大の根拠は、ロジャー海賊団が最後の歴史の本文を発見していたからです。
また以下の関連性から、ギャバンはロジャー海賊団のNo.3だったと考えられます。
「ゴール・D・ロジャー = 金」
「シルバー・レイリー = 銀」
「スコッパー・ギャバン = 銅」
他にもロジャー海賊団の戦闘前の描写ではレイリーと並んでいました。
このようにギャバンはロジャー海賊団の中でも重要人物であると読み取れます。
しかし、ギャバンは不自然なほど作中で触れられていません。
レイリーに関しては、黄猿と交戦するまで所在が不明だったので、ギャバンもどこかで身を隠していると考えられます。
執拗なまでに情報を伏せていることから、逆説的に重要人物と捉えられます。
ロキ
ロード歴史の本文を所持
→△巨人族は歴史の本文の価値を知っている
トラファルガー・ローの関係者
→不明
海を操る能力者
→不明
黒い船に乗っている
→不明
政府の人間
→不明
火の傷がある
→△外傷を負っている可能性が高い
結論:情報不足の関係で可能性が残っている
ロキはエルバフの王子です。
そして、エルバフはビッグ・マムによって大火災に見舞われました。
なので、ロキには火傷を負っている可能性があります。
他にもロキはローラに求婚を申し込むも断れた過去がありますが、火の傷の男との関連性は非常に低いと思われます。
ハグワール・D・サウロ
ロード歴史の本文を所持
→△巨人族は歴史の本文の価値を知っている
トラファルガー・ローの関係者
→△元海軍であり海軍にはコラソンが在籍
海を操る能力者
→✕サウロは海を泳いでオハラに落ち延びた
黒い船に乗っている
→不明 逃亡する際は簡易的なイカダを作成
政府の人間
→△元海軍
火の傷がある
→△クザンから受けた傷が残っている可能性がある
結論:火の傷の男の特徴と明確に異なるため火の傷の男ではない可能性が高い
一部該当する可能性は残されているものの、火の傷の男が巨人族であれば真っ先に巨躯が確認されるため、火の傷の男の噂に巨人族が上がらないのは不自然です。
能力者の線も非常に低いです。
①オハラの関係者
サウロはニコ・ロビンの母ニコ・オルビアを逃亡させた罪で海軍から追われるようになりました。
脱走後は偶然オハラに落ち延びており、ロビンともそこで出会っています。
オハラにバスターコールが発令された後はクザンの計らいにより生存が確認されています。
②歴史の本文の価値を知っている
巨人族は歴史の本文の価値を知っています。
ベガパンク
あの巨人族達気になるか?
モンキー・D・ドラゴン
「盗賊じゃない…さっき調べはつけておいた」
「エルバフからやって来た様だが…彼らはこの文献の価値を知ってる」
出典: 106巻1066話〝オハラの意志〟
またサウロはオルビアを脱獄を手助けした件も含め、特にオハラに対して理解がある巨人族です。
エルバフで待つ人物
ロード歴史の本文を所持
→△元ロジャー海賊団の可能性が高い
トラファルガー・ローの関係者
→不明
海を操る能力者
→不明
黒い船に乗っている
→不明
政府の人間
→不明
火の傷がある
→不明
結論:情報不足の関係で可能性が残っている
エルバフで待つ人物は下記の特徴の一致から、元ロジャー海賊団の可能性があります。
631話〝ギョンコルド広場〟扉絵
クロッカスと酒を酌み交わす
1124話〝親友〟
631話の後ろ姿とシルエットが似ている。酒を飲んでいる
しかし火の傷の男同様、エルバフで待つ人物の情報が非常に少ないため推測の域を出ていません。
初代バンダー・デッケン
※画像はバンダー・デッケン九世
ロード歴史の本文を所持
→不明
トラファルガー・ローの関係者
→不明
海を操る能力者
→△嵐の海と関連性あり
黒い船に乗っている
→〇「フライング・ダッチマン号」
政府の人間
→△神(天竜人?)にツバを吐いた
火の傷がある
→不明
結論:死亡している可能性が非常に高いため火の傷の男のではない線が濃厚
初代バンダー・デッケンに関する描写は以下の2回のみです。
バンダー・デッケンは永遠の海をさまよっている
この世にあってはならない船です!!それはもう数百年前のお話…!!
ある大嵐の日突然錯乱した海賊船船長が部下を次々に嵐の海へ投げ込み…皆殺しにし…神にさえツバを吐いた!!
その名はバンダー・デッケン!!船の名は「フライング・ダッチマン号」!!
彼は神の怒りを買い…永遠の拷問を受けながら海をさまよい続けることを運命づけられた
出典: -ブルック- 62巻606話〝深海の冒険〟
バンダー・デッケンにはマトマトの実が継承される
モブ
「バンダー・デッケンって─あのフライング・ダッチマン号の…!?」
バンダー・デッケン九世
「バホホホ!!安心しろ…その子孫だ!!ゴーストじゃねェ…!!」
「だがおれもまた呪われている!!」
「魚人にして泳げねェ…おれがその”マトマト”の呪いと共に引き受けた悪魔の力!!」
出典: 63巻615話〝マトマトの呪い〟
いくつかの特徴が一致していますが、初代バンダー・デッケンは以下のように死亡していると解釈できます。
「子孫・名前が継承されている = 先代は死亡している」
九世に関しては外傷も特になく、マトマトの実の能力は海との関連性はありません。
クザン
ロード歴史の本文を所持
→△歴史の本文の価値を知っている可能性が高い
トラファルガー・ローの関係者
→△元海軍であり海軍にはコラソンが在籍
海を操る能力者
→✕ヒエヒエの実の能力者
黒い船に乗っている
→〇黒ひげ海賊団の船「サーベル・オブ・ジーベック号」
政府の人間
→△元海軍大将
火の傷がある
→✕外傷はあるものの時系列が合わない
結論:時系列が異なるため火の傷の男の可能性は非常に低い
クザンは火の傷の情報と一部明確に異なります。
黒ひげ海賊団に入団したのはつい最近であり、外傷は負ってのも2年前と、どちらも時系列が合いません。
しかし、元海軍大将なので、空白の100年を始めとした情報はいくらか知っている可能性は高いです。
ひとつなぎの大秘宝に近付いている人物の1人にも挙げられており、火の傷の男ではなかったとしても今後の展開に関わってくる重要人物です。
余談ですが、クザンは火の傷の男を自称していました。
カタリーナ・デボン
「こいつ”ヒノキズ”を知ってんじゃない?」
クザン
「ヒノキズ?」
ジーザス・バージェス
「世界にゃ大切な赤い4つの歴史の本文があってよ」
「その内2つはカイドウと・ビッグ・マムが持ってるらしいんだが」
黒ひげ
「あと2つ…!!見つからねェのよ!!」
「その内1つはヒノキズの男が持ってると言われてる」
クザン
「おれかな」
バスコ・ショット
「おめェの傷はついたばっかだろ!!!」
出典: 107巻1081話〝黒ひげ海賊団10番船船長クザン〟
サボ
ロード歴史の本文を所持
→不明
トラファルガー・ローの関係者
→✕関連性は見られない
海を操る能力者
→✕メラメラの実の能力者
黒い船に乗っている
→〇革命軍の船「ヴィント・グランマ号」
政府の人間
→✕ゴア王国出身
火の傷がある
→✕外傷はある物の時系列が合わない
結論:時系列が異なるため可能性は非常に低い
サボは過去に記憶喪失を患っていました。
サボの記憶喪失は幼少期にゴア王国から逃亡した際に、天竜人の船を横切ったのがきっかけです。
天竜人は子供であれど無礼者には容赦しないので、サボは襲撃され、ルフィには死亡したと思われていました。
外傷もその時によるものです。
しかし、実際には生きており、革命軍として活動を続けていました。
記憶喪失はエース死亡の報道を知ったことで治っています。
このように、サボが火の傷の男であれば幼少期から傷がある筈だったりと、明確に時系列が異なります。
コラソン
ロード歴史の本文を所持
→△センゴクに直接潜入指示を受ける
トラファルガー・ローの関係者
→〇ローの恩人
海を操る能力者
→✕ナギナギの実の能力者
黒い船に乗っている
→不明
政府の人間
→〇正体は海軍中佐ロシナンテ
火の傷がある
→△瞼に模様がある
結果:死亡しているため火の傷の男ではない
コラソンは悪魔の実の能力者以外では特徴が一致していますが、死亡された明言されています。
死亡描写は以下になります。
こちらミニオン島─
死者の中にドンキホーテファミリーの幹部が…!!
コードネーム”コラソン”画像を送ります
出典: -海兵-80巻798話〝ハート〟
ヒグマ
ロード歴史の本文を所持
→不明
トラファルガー・ローの関係者
→不明
海を操る能力者
→不明
黒い船に乗っている
→不明
政府の人間
→✕山賊団棟梁
火の傷がある
→△海王類から逃げ延びた後に外傷を負った可能性あり
結論:死亡している可能性が非常に高いため火の傷の男ではない線が濃厚
ヒグマは赤髪海賊団から逃げ延びた実力を評価され、数々の伏線に関連していると一部で考察されています。
しかし、肝心の中身は全く的中せず、ネタ枠として扱われています。
火の傷の男の登場回
火の傷の男の登場回は全て名前のみです。
登場回は以下のようになります。
ワノ国編
漫画:1056話
アニメ:1083話
初登場
エッグヘッド編
漫画:1081話
アニメ:1115話
火の傷の男の噂について
話す黒ひげ海賊団とクザン
アニメ
ワノ国編
1083話〝動く世界!新組織クロスギルド〟
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1115話〝海軍驚愕!元木軍本部大将クザン〟
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漫画
ワノ国編
105巻1056話〝CROSS GUILD〟
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107巻1081話〝黒ひげ海賊団10番船船長クザン〟
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まとめ
以下は火の傷の男のまとめです。
火の傷の男の正体はドラゴンの可能性が高い
情報不足により該当者が多数いる
ドラゴンは革命軍リーダー以外にもルフィの父親であったり、神の騎士団とのつながりも見られます。
ワンピースの中心人物であることは間違いないので、仮に火の傷の男ではなかったとしても今後の物語に関連してくる可能性は非常に高いでしょう。
本記事の内容は攻略大百科編集部が独自に調査し作成したものです。
記事内で引用しているゲームの名称、画像、文章の著作権や商標その他の知的財産権は、各ゲームの提供元企業に帰属します。