【カップ麺カスタマイズ選手権:第2回】ペヤングに「山椒」で稲妻が走る! ソース味が消え “風流” な高級和食へ
──カップ麺は、カスタムしてからが本番。大好評『カップ麺カスタマイズ選手権』の時間がやってまいりました。司会は私、スーパーレイと、解説GO羽鳥さんでお届けします。
GO羽鳥「よろしくお願いします」
──レシピを募集したところ、非常に多くのカスタマーより魅力的な作品が届きまくりました。とりあえず今回は、その中でも最も簡単にできる「Sさん」の作品を見てみましょう。
「……ハハーン、これは……! シンプルながら、大化けする可能性をも秘めたカスタマイズ。おそらく最も簡単な方法なのでは?」
──といいますと?
「これね、入れるの、山椒だけなんですよ。普通に作ったペヤングに、山椒をふりかけるだけなんです」
──山椒だけ!
「そう、山椒だけ。だからこそ、その山椒にもこだわりたいってのもあります。でもまあ、普通にスーパーに売ってるやつでも良いですけども」
──そこらへんも意識しつつ、解説お願いします。
「これ私、食べてみた時、とても不思議な気持ちになったんですね。ペヤングが、ペヤングでなくなったというか、焼きそばですらなくなった……みたいな」
──焼きそばですら? だとしたら何なんですか?
「その前に、味の解説をさせてください。まず、ひとことで表現するなら「風流(ふうりゅう)」に尽きます。もしもこれを商品化するなら『ペヤング 〜風流〜』でしょうね」
──和風ってことですか?
「そうですね。味の構造としては、まず口の中を、山椒の刺激が駆け抜けていく。山椒の香りが、稲妻のように走り抜けていく。ものすごいスピードで」
──電撃的な感じなんですね?
「はい。そして思うんです。これはもはや、ペヤングではない、と。焼きそばですらない、と。その心は『山椒の魅力発生装置』となっているのですよ」
──山椒を引き立たせるための装置!
「私が山椒を入れすぎたってのもあるかもですが、とにかく「山椒を食べるための、何か」になっているのです。アイスに例えるならペヤングがコーンになっている的な」
──あくまで主役は山椒なんですね。
「です。うな重とかでも山椒入れますけど、ここまでサンショサンショしたのは人生初。こんなに山椒を感じた事はありません。そしてまた、よく合ってる」
──たしかに、山椒って合うものがけっこう限られている感ありますよね。
「まあ、味の濃いものがよく合うわけですが、ペヤングがまた、ちょうどいい。これね、もしかしたらですが、一平ちゃんやUFOだとまた違うかもです」
──言われてみれば、ペヤングの容器って、うな重みたいな「お重」的な形状ですよね。
「そういえばそうですね。それ考えたら、これ、お重に入れて食べたら、さらに違う印象になるかもですよ。和菓子とか添えてもオシャレかも知れません」
──そろそろまとめをお願いします。
「かけるだけ、で、ここまで変わるのかとビックリ必至のカスタマイズです。品格が上がるというか。ジャンルすら変わるというか。いずれにしても、主役は山椒。
山椒を心置きなく楽しむための、山椒好きなら絶対に一度は試すべきカスタマイズです。山椒を食べる。ペヤングという媒体を介して。そんなカスタムですね」
──というわけで、我こそは! というカップ麺カスタマイズを秘めている人は、是非ともリクエストボックスに送ってください。たくさんの応募をお待ちしております。それではまた!
司会:スーパーレイ
解説:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.