幻の絞り染め「辻ヶ花」は、なぜ消えたのか 八幡町で6月29日講演会
6月29日(土)円純庵氏を招き
創業天保年間の呉服店「きものにしわ」(八幡町)は6月29日(土)、人気の江戸文化研究家を招いた文化講演会を行う。場所は同町の八幡町一・二丁目会館で午後1時から。参加費4000円。
講演の題目は、「日本染織史上最大の謎」と言われる絞り染め技法「辻ヶ花」。室町時代から江戸時代初期にかけて一世を風靡した染め方だが、「急にこの世から消えてしまった」幻の技法だという。この謎について、千利休や古田織部など茶人たちとのつながりを絡め、江戸文化研究家・円純庵さんが講演する。円さんは20代から歌舞伎座や南座で、「成田屋!」などと掛け声を行う「大向う」を努めてきた人物。
講演会の申し込みは、きものにしわ【電話】042・625・0019。