上越市東本町2の「横尾電気工事」が特別清算開始決定 負債総額は1億7060万円
新潟県上越市東本町2の電気工事会社「横尾電気工事」が2025年2月25日、新潟地裁高田支部より特別清算開始決定を受けた。東京商工リサーチ高田支店によると販売不振が原因で、負債総額は2024年3月期時点で1億7060万円。
同支店によると、同社は1950年に設立された株式会社。官公庁や地元建設会社に対して受注基盤を形成し、1995年10月期で3億1800万円の売上高を計上した。その後、公共工事の減少や民間投資の冷え込みなどで、受注は低迷。2015年3月期には多額の赤字を計上したことで債務超過となり、財務内容も悪化していた。
近年では後継者を探しながら事業継続を模索していたが、後継者は見つからず、2024年3月期には売上高は15万円まで減少していた。事業継続を断念し、2024年9月9日に株主総会の決議により解散。負債返済が困難となり今回の事態となった。