【東京】ロボットが働く「変なホテル」に泊まってみた → 最も衝撃を受けたのは「恐竜の接客」
ロボットが働くホテルとしてギネス認定されている「変なホテル」に泊まってみたい。ってことで、東京近郊の「変なホテル」の宿泊料金を調べたところ……「変なホテル東京 羽田」が最も安く泊まれる(タイミングにもよる)ことが判明した。
「変なホテル東京 羽田」なら最安価格保証の公式サイトから早めの予約 & 無料会員登録のクーポン(1000円分)等を組み合わせることで、素泊まりプランが1泊6740円に……よし! というわけで、行ってきました!
・変なホテル東京 羽田
最寄駅は京急線の「大鳥居駅」。西口から徒歩約7分。国道131号沿いのニトリを目指して歩いて行けばOK。変なホテルはニトリの裏手にあるのだ。また羽田空港からは無料シャトルバスも出ているようだ。
変なホテルは関東8拠点、全国で21拠点あるもよう(2025年1月時点)。羽田がオープンしたのは2018年10月である。
ちなみに「変」とは奇妙という意味ではなく “変化しつづける” という意思が込められているという。常識を超えた先にある、かつてない感動と快適性を追求したロボットホテルだそうだ。さて、ドアの向こうが紫色に光っているが……
いきなり大木が現れた。
・ロボットが登場
さすが常識を超えた先を目指しているホテル。ドアの先は完全に別世界……調べたところ、熱帯雨林をモチーフとした3Dデジタル映像や音響が設置されているらしい。そして受付にいるのは、ネットやテレビで見たことのあるロボットたち。
恐竜ロボット2体と人型ロボット1体。よく言えばジュラシックパーク、悪く言えばお化け屋敷。とにかくテーマパークである。変なホテルに宿泊するからには、このロビーを楽しみ尽くすべきだろう。
・恐竜ロボット
3体の中から1体を選んでチェックイン手続きをする。ロボットは日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語を話せるそうだ。ひとまず左の恐竜にチェックインのサポートをしてもらうことに。
…………
恐竜「ようこそ変なホテルへ」
嘘だろ……見た目からは想像できないほど明るく爽やかな挨拶! ただの男性スタッフじゃねえか。完全にフロントスタッフとしての教育を受けている。いや、別にいいんですけど。
それでもサービスで1度くらい「グァァアアアアオオ」と唸り声をあげてほしい気がしなくもない。恐竜の頃を忘れないで。
・人間もいます
それはさておき、タッチパネルに名前などの情報を入力して発券機からカードキーを受け取る。不具合が発生した場合は、スタッフ呼び出し電話を使って “本物の人間スタッフ” を呼ぶことも可能だ。
チェックイン可能時間は15時〜24時でチェックアウトは11時。ルームキーを受け取ったらアメニティバーでヘアブラシ、ボディタオル、ガウン等を取ってエレベーターへ。スリッパ・タオル・歯ブラシは客室にあるらしい。
また1階奥には「マンガコーナー(約1000冊)」や「ランドリーコーナー」があり……
逆サイドには「世界の機内食」&「マ・マーの冷凍パスタ」の自販機コーナーがあった。機内食は羽田空港でも売っている人気商品。一応、ホテル周辺にはコンビニや飲食店もあるから食事選びに困ることはないだろう。
・客室
今回予約したのは「スタンダードセミダブル」。ロビーと比べたら驚くほどシンプルだが、公式サイトによると「地球の歩き方ルーム」や「チョコボールルーム」などユニークな客室も多いようだ。
まあでもロビーで十分楽しんだし1人ならスタンダードで十分。大浴場があれば最高だったが、この立地で大浴場付きなら余裕で1万円を超えるだろう。
Wi-Fi完備でデスクとベッドに電源コンセントあり。快適の一言。高反発マットレスを採用していて気持ちよく眠れたことは記述しておきたい。
・ふたたび恐竜の出番
翌朝、チェックアウトも恐竜の姿をした男性スタッフさんの出番である。
ルームキーを端末に差し込むと……
恐竜「ご利用ありがとうございました。またのお越しを心よりお待ち申し上げております」
お辞儀までするとは……
そんなこんなで、変なホテルは楽しかった。とくに恐竜のギャップに癒されました。
紹介しきれなかったが、「外貨両替機」もあるし、大型荷物を預けて部屋を広く使いたい方向けの「コインロッカー(無料)」もある。豪華な「朝食ビュッフェ」だってあるぞ。羽田空港を利用する際の宿泊先候補としてぜひ。それではまた!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称:変なホテル東京 羽田
住所:東京都大田区東糀谷2丁目11-18
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.