韓国ドラマ「ジャンル物」の職人!男性もドはまり必至 チュ・ジフン主演作品6選
Netflix(ネットフリックス)で配信中の新作ドラマ『トラウマコード』(Netflix/2025)が、世界中のドラマファンを虜にしている。
主演を務めるのは、役者としての実力を誇り、長きに渡って韓ドラ界で活躍し続けているチュ・ジフン。本作でも一分の隙もない完璧な演技を披露して観る者を魅了中だ。
ロマンスドラマ『宮~Love in palace』(MBC/2006)での活躍を機に一躍脚光を浴び、アイドル的人気を手に入れた彼だが、いまや“*ジャンル物”の職人と言っても過言ではないほど、ラブストーリーとは異なる毛色、もしくはロマンスをメインに据えていない作品で本領を発揮している。
*ジャンル物:これまで主に映画で扱われてきた分野であったサスペンス、アクション、ミステリー、犯罪、医療、ホラー、ヒーローなど、ロマンスや家族愛を描いた作品以外のこと。
恋愛ものに特化したイメージを持たれがちな韓国ドラマだが、ジャンル物も良作が多いことを教えてくれるチュ・ジフン主演の作品を6つ紹介する。女性はもちろん、男性もドハマり必至のラインナップだ。
(図)Danmee読者12,273人が選んだ「新韓流四天王」4人
キングダムシリーズ (Netflix/2019、2020)
『キングダム』シリーズは、朝鮮時代を背景に繰り広げられるゾンビミステリー。ゾンビと時代劇が融合した斬新な作品で、普通のゾンビものに飽きた人にぜひおすすめしたい1作。
チュ・ジフンはゾンビ化した民衆と戦う世子を熱演、苦境を乗り越える過程で人間的に成長していく様をはじめ、華麗な剣術アクションまで披露して観る者を魅了した。
特に、約30人のゾンビVS世子という絶体絶命とも思える一幕は、言わずと知れた名シーンの1つ。手に汗握る場面は、一見の価値あり!
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月4日現在):Netflix
ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム- (SBS/2020)
『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』は、法曹一家に生まれたエリート男性弁護士と、依頼人のためなら手段を選ばない女性弁護士が生き残りをかけて闘志を燃やす法廷ドラマ。人と人との連帯や、ハラハラする展開が好きな人にうれしい作品となっている。
大女優キム・ヘスの演技はさることながら、その陰に隠れることなくしっかりと存在感を示したチュ・ジフンの熱演は圧巻。温室育ちのお坊ちゃんというキャラクターを完璧に描き出して劇に面白さをプラスしたかと思えば、法廷ものならではの緊張感まで観る者にプレゼントする。
性別問わず惚れてしまいそうなほど、かっこいいスーツ姿も視聴ポイントの1つだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月4日現在):Netflix
智異山~君へのシグナル~ (tvN/2021)
『智異山~君へのシグナル~』は、智異山国立公園で起こった奇妙な事件の謎を追うミステリードラマ。命懸けで山と避難者を守るレンジャーたちの姿や、映画顔負けのスケールで繰り広げられる壮大な演出とストーリーが魅力の作品だ。
しかもそこにチュ・ジフンの熱演が加わり、さらに見どころ満載。序盤は、新米レンジャーを初々しさたっぷりに演じるが、ある出来事を機に一変し一気に物語の緊張感を高めていく。
内側から溢れ出てくるような感情の演技に、釘付けになること間違いなし。気づけば、いつの間にか夢中になって観てしまうだろう。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月4日現在):Lemino
支配種 (Disney+/2024)
『支配種』は、人工培養肉によって新時代を切り開いた国際的企業BFを巡るSFスリラー。本作もまた、映画を彷彿とさせるようなスケールが観る者を驚かせた作品で、ハリウッド映画で見られるような、ホログラムやCGを駆使した映像の数々に、韓国ドラマのクオリティーの高さを実感せずにはいられない。
そしてそこに、韓ドラお得意の陰謀を盛り込み、悪役の登場やスリラー要素によって、さらに面白さをプラスしている。
BFの代表に意図的に接近した、チュ・ジフン扮する退役将校出身のボディーガードが、一体何を企んでいるのか、敵か味方か分からない絶妙なバランスで魅せる演技に翻弄されるだろう。接近アクションにもご注目。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月4日現在):Disney+
照明店の客人たち (Disney+/2024)
『照明店の客人たち』は、この世とあの世の狭間でさまよう人々のヒューマンミステリー。ホラーの装いをして視聴者に近づき、蓋を開けてみると実は人間愛を描いた作品として、多くの者を驚かせた話題作だ。心を打つストーリーを楽しみたいなら、ぜひご覧いただきたい。
各登場人物の人生が交錯し1つの作品として完成するというシナリオだけでも完成度が高いが、さらに物語を魅力的に彩っているのが、本作における重要人物を演じたチュ・ジフン。
感情を表に出さないキャラクターかと思いきや、終盤では隠していたものの全貌が明らかに。謎めいた役を見事に表現しながら、最後に物語を大きく動かしてくる。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月4日現在):Disney+
トラウマコード (Netflix/2025)
『トラウマコード』は、天才外科医が形骸化した重症外傷チームを生まれ変わらせる医学ドラマ。韓ドラファンになじみ深い、メディカルものの定石を踏む設定とストーリーは安心感抜群で、期待を裏切らない作品だ。冒険するよりも、絶対失敗したくない人にはもってこいの1作となっている。
特に主演を務めるチュ・ジフンの活躍が大きく、見慣れた物語をコミカルな演技と、アクション、完璧な役作りによって最大限に盛り上げ、視聴者を瞬く間に物語に没入させる。
医療ものならではの緊迫した一刻を争う手術シーンも、迫真の演技によってハラハラせずにはいられず、彼の下で成長していくフェローとの師弟ブロマンスも見どころだ。
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年2月4日現在):Netflix
(ライター/西谷瀬里)