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すぐとりたいむくみにはコレやって! 顔・目もと・手・お腹・脚…。「体の部位別」むくみとりテク

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すぐとりたいむくみにはコレやって! 顔・目もと・手・お腹・脚…。「体の部位別」むくみとりテク

先日発売された株式会社SDPの『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する』(監修/川嶋 朗)から、Part1の記事では、そもそもどうして体はむくむの? という内容をご紹介しました。今回のPart2の記事では、「すぐにむくみをとりたい…!」という人に向けて、顔や目元、手、脚など、日常の中でむくみやすい“体の部位別むくみとりテク”をご紹介します!

顔・目もと・まぶたのむくみとりテク

どこでもできる眼球体操をやってみよう

毎朝、鏡を見るたびに「目もとのむくみ」を見て気分が落ちこむ…そんな人も少なくないのではないでしょうか? 涙袋までパンパンになってしまうようなこの症状は、ダイエットや運動不足、塩分過多も原因ですが、パソコンやスマホで目を酷使する機会が多い最近ではより慢性化する傾向にあり、この状態を放っておくと、かすみ目、頭痛、目もとのたるみやシワにも影響してしまうのです。

そんな目もとのむくみ解消法としておすすめなのが、血のめぐりをよくし水毒を流し出す目の体操。

「むくみとり事典」©️SDP

★“簡単眼球トレーニング”のやり方

①まぶたに力を入れてギュッと閉じる。2秒ほどおいてから、パッと思いきり開く。
②背すじを伸ばし姿勢をととのえ、むくみを退けるようにまぶたを大きく広げる。
③開いた目玉を左・右・上・下に動かし、最後にグルリとまわす。数回行う。

まぶたのギュッ!パッ!を繰り返し、眼球を動かすだけで視界が冴え、目もとが軽やかに! オフィスや通勤中など、いつでも行えるのがうれしいですよね♪

また、自宅で行う場合は蒸しタオルをあてて血行を改善する「温めケア」との併用もおすすめですので、さっそく今日から就寝前などにトライしてみてください。

むくみがちな顔がスッキリ! 「顔ツボ」の位置はここ!

「目もとだけならまだいいけれど、顔全体がむくんでいる…!」というピンチの人は、こまめなツボ押しでメンテナンスすることが大切です。

体の中で、最もむくみたくない場所といえば、やはり「顔」ですが、水はけの悪さやリンパ詰まりが原因でも、「顔が大きい」「太っている」という印象を与えてしまうことがあるのです。また、血行不良のむくみは老化を早め、肌荒れの原因にも…。

そこでおすすめなのが「ツボ押し」です!

「むくみとり事典」©️SDP

顔には100個以上ものツボがあり、それぞれに効能があります。たとえば、輪郭のたるみに影響する頬の上の「下関」(耳たぶのつけ根から指4本分鼻側)をはじめ、顔全体の血流アップに繋がる「印堂」(眉間の真ん中)、シワやたるみを目立たなくする「散笑」(ほうれい線の真ん中)や二重あご解消が期待できる「上廉泉」(あごの下の少しくぼんだところ)など。

ツボ押しによって血流が改善すると肌の印象が明るくなり、骨格もととのうほか、小顔効果も期待できるので、顔全体のむくみはツボ押しでスッキリ解消して、本来のキレイをとり戻しましょう♪

冷えやすいお腹は「リンパケア」を習慣づけて!

多くの女性が悩む、お腹の「冷え」。
お腹は夏でも冷えやすく、胃腸や子宮など重要な内臓を守るため脂肪が増えやすいうえ、下痢や便秘、生理痛といった不調の温床にもなりかねません。

そのため、健康的、かつキレイな体づくりのため「ポカポカお腹」のキープが大事。夏場でも腹巻きやカイロを使う、お風呂につかるなどの「温活」も欠かせませんが、意外に効果が期待できるのが「リンパ流し」です。

「むくみとり事典」©️SDP

★お腹のセルフケア「リンパ流し」の順番

①下腹部分からアンダーバストに向かってぐーっと流す。
②股関節のあたりからお腹の側面に手をあて、ウエストラインに沿って上方向へ流す。
③股関節より外側からそけい部へ向かって、さするように流す。

この順番を守って行う腹部のマッサージをすることで、老廃物の排出が促されます。理想のぺたんこお腹と美くびれを手に入れたい人は、リンパケアから始めてみるのもいいでしょう!

全身がめぐる脚のむくみとりケア

ふくらはぎのケアは「水毒」撃退に効果的!

長時間のデスクワークや立ち仕事でふくらはぎがパンパン…。みなさん一度は経験があるのではないでしょうか?

両脚の血管を流れる血液が心臓へ戻る際、重力に逆らってポンプの働きをしているのが…そう「ふくらはぎ」!
その機能が衰えると、体内で回収された二酸化炭素や老廃物が排出できなくなり、いわゆる「水毒」状態に。放置すると全身に広がってむくみや体調不良の要因になることもあるのです。

そこで今回は、血液&リンパの流れを改善するふくらはぎケアをご紹介!

「むくみとり事典」©️SDP

★「ふくらはぎケア」でむくみを解消!

①片ひざを立てて座り、足首を両手でつかみ、ひざまでさすり上げる。
②座って片ひざを折り曲げ、両手の指先でつかみ、ひざの裏をもみほぐす。両脚とも行う。
③両脚のつま先を、1秒に1回の速度で20回上げ下げ×3セット行う。

このもみほぐしワザで全身の血のめぐりを改善すれば、ふくらはぎのポンプ機能が向上し、むくみを撃退できますので、ぜひ実践してみてください。

ツボの宝庫「足の裏&足の甲」を集中ケア!

「むくみとり事典」©️SDP

心臓という血液を送るポンプから遠く、重力が最もかかるためむくみやすい脚ですが、じつは冷えやむくみに効くツボが集中している部位でもあります。

ツボはくるぶしまわりやひざまわり、足の甲、足裏など、すぐ見つけられる箇所にあり、むくみにはもちろん、疲労回復や婦人科系の病にもおすすめです。

どのツボも指先が無理なく届くので、コツさえ覚えれば自分で簡単に「水毒」退治ができますよ! むくみが気になるこれからの時期。オフィスや自宅で手軽にできる「部位別むくみとり」で、顔から脚まで全身をスッキリさせましょう!

Part3では、むくみがとれる食べもの・飲みものについてお伝えします。お楽しみに♪

参考書籍/ 『むくみとり事典 気になる「むくみ」不調を改善する』(SDP)

※有隣堂アトレ恵比寿店にて、実用書週間ランキング1位、総合ランキング2位(集計期間:2024年11月17日-2024年11月23日)を獲得

監修/川嶋 朗(かわしま・あきら)
北海道医学部医学科を卒業し、東京女子医科大学に入局。1993~95 年、ハーバード大学医学科マサチューセッツ総合病院に留学。東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック所長などを歴任した後、2022年より神奈川歯科大学大学院総合医療学講座特任教授、統合医療SDMクリニック院長。西洋医学と補完代替医療を統合した医療を実践。著書に『60 歳から体温を「0.5 度」アップする健康法』(飛鳥新社)など多数。

文/FYTTE編集部

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