盲導犬ユーザー知って 二宮在住 板嶌さんら表敬
盲導犬や視覚障害者の理解促進を啓発しようと1月23日、日本盲導犬協会神奈川訓練センターの福田佳代センター長と、自身も盲導犬ユーザーの押野まゆさん、二宮町在住で盲導犬ユーザーの板嶌憲次郎さんが、村田邦子二宮町長を表敬訪問した。
当日は、店舗などで盲導犬同伴を断られる「受け入れ拒否」についての調査結果などを、同協会が町に提出。視覚障害者にとってわかりやすい誘導の仕方などを村田町長が体験した。
福田センター長は、板嶌さんが視覚障害者の当事者として、理解を深めるための講話を地元の小中学校で行っていることに触れ「二宮は板嶌さんの存在のおかげもあり、盲導犬への理解が進んでいるように思う。全国的にも、認知を深めていきたい」と話していた。
板嶌さんは「私たちは誘導されるプロでもある。今目の前に何があるかを教えてもらえるだけでもありがたい」と話し、「盲導犬だけでなく、その隣には目の見えない人がいるんだということを考えてみてほしい」と呼び掛けた。