町づくりに小学生が提言 6日 山北町子ども議会
子どもたちが町政に質問や提案などを行う「山北町子ども議会」が2月6日(木)、同町役場4階議場で行われる。川村小学校の6年生6人が「子ども議員」として考えたテーマを、湯川裕司町長に質問する。
2005年度から続く子ども議会は、議会の仕組みなどを理解し、実際に議場の中で自分の意見を考え、発信していく体験をすることで、豊かな人間性を培うことを目的として行われている。
今年度は同校6年生60人が話し合い、「観光客のために今、できること」「観光客増を増やすために」「未来の商店街を輝かせよう」「山北町の魅力を知ってもらうために」「ワクワクする商店街」「山北町の大切な伝統のために」の6つのテーマを決定した。
議場では代表6人が質問に立つ。大越泰子校長によると、事前に町の観光の現状や問題点などを調べ、地元商店や商工会などに出向き意見をきくなど、準備進めているという。質問に立つ鈴木翔大さんは「山北町の振興のためには名産品の創出が大切になると思います。山北町でとれたものを使ったお弁当の考案を提案してみたいと思います」、石田芽衣佐さんは「山北町の森林を活かした体験イベントなどが面白いと思います。町長に何か面白いイベントがあるか聞いてみたい」と、子ども議会を楽しみにしていた。
議場で出された質問は子どもの視点からの意見として町政の参考にすることもあるという。町企画総務課の担当者は「児童たちが山北町をより良くするために、自発的に質問を考え、準備を進めていると聞いています。とても楽しみです」と話した。