英国初のユニバーサル・テーマパーク&リゾート計画、2031年開業予定 ─ 東京ディズニーランド&シー約2倍の広さに
米フロリダ州のユニバーサル・オーランド・リゾート内に新テーマパーク「ユニバーサル・エピック・ユニバース」の開業が控えているなか、イギリス初となるユニバーサルの巨大テーマパーク&リゾート建設計画が正式発表された。着工は2026年、開業は2031年を予定している。
米NBCユニバーサルとイギリス政府が数十億ポンドを投じてイングランド・ベッドフォードにテーマパーク&リゾートを建設する。計画案には、「ユニバーサルならではの没入型ストーリーテリング、スリル満点のライド、革新的なアトラクション、エキサイティングなエンターテインメントを特徴とする、複数のテーマエリア備えた世界水準のテーマパークを中心としたエンターテインメント・リゾート複合施設」が含まれ、初期計画には「500室のホテルや小売店、飲食店、エンターテイメント複合施設」が盛り込まれている。
ユニバーサル・ブランドとしてはヨーロッパ初のテーマパーク&リゾートとなり、敷地面積476エーカーにおよぶ大規模なエンタメ・リゾート複合施設として建設される予定。これは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを組み合わせた約2倍の面積となる。イギリス最大の観光施設となる見込みで、ヨーロッパにおいても「最大級かつ最先端のテーマパークの一つになる」と記されている。
2031年の開業に向けて、建設期間中には約20,000人の雇用が生まれ、開業時にはさらに8,000人の新規雇用が創出される見込み。2055年までにイギリス経済にもたらす経済効果は500億ポンド、初年度の来場者は850万人と予測されている。
親会社コムキャストのマイク・キャヴァナフ社長は、「イギリスの中心部にユニバーサルの素晴らしいテーマパークとリゾートを建設する重要な一歩を踏み出せることに、これ以上ないほど感激しています」と声明を発表。「新たなランドマークとなる目的地を創造し、提供することを約束します」と記した。
ちなみにNBCユニバーサルは『ハリー・ポッター』関連のアトラクションの権利を有しているため、原作が生まれたイギリスに魔法ワールドのエリアを展開する可能性もありそうだ。
米フロリダ州オーランドでは、ユニバーサル・オーランド・リゾート内の新しいテーマパーク「ユニバーサル・エピック・ユニバース」が2025年5月22日にオープン予定。『ヒックとドラゴン』や『ハリー・ポッター』の魔法省などを題材とした注目エリアが登場する。
Source: