猫のトイレにまつわる『4つのマイルール』知っているとトイトレや粗相の防止にも役に立つかも
1.汚れているトイレは使いたくない
猫はとってもきれい好き。汚れているトイレは意地でも使わないという猫もいます。なかには自分の排泄物は気にしないのに、ほかの猫の排泄物があるトイレは使いたくないという猫もいるのだとか。
トイレが汚れていると我慢してしまう猫は、膀胱炎などの泌尿系疾患の原因になったり、トイレ以外で排泄をしたりする原因にもなります。トイレはこまめに片付けて、常にきれいな状態を保つようにしましょう。
仕事などで家を空けることが多い場合は、自動トイレを使う、トイレの数を増やすなどすると良いでしょう。
2.うんちとおしっこでトイレを使い分ける
複数のトイレを設置すると、こっちのトイレはおしっこ用、あっちのトイレはうんち用と使い分ける猫がいます。また同じトイレでも、うんちとおしっこをする場所が決まっていることもあります。
今のところ、なぜ猫がそのような行動をするのかは謎のようですが、同じ場所でおしっこをすることで自分のニオイの上書きをしているという説があるようです。薄くなったニオイを濃くしようとしているのでしょう。
またうんちの際はなるべく物陰に隠れてこっそりとしたいという猫も。実際おしっこはオープンなトイレで、うんちはカバーつきのトイレでという猫も少なからずいるようです。
排泄中は無防備になるので、外敵の攻撃から身を守ろうとする本能がはたらいているためと考えられます。
3.トイレの後に鳴いて報告する
排泄をすると毎回のように大きな声で飼い主さんに報告をする猫もいます。なんだか微笑ましいように思いますが、猫的には「出たよ！」「トイレ使ったから片付けて」「お尻きれいにして」などの主張なのだと言われています。
自慢気に報告をしてくるなら「がんばったね」「よくできたね」と褒めてあげるといいかもしれません。
トイレを片付けてほしいという要求の場合は、できるだけすぐに片付けてあげるのが良いでしょう。片付けを忘れるとトイレを我慢する、粗相をするといった原因になってしまう可能性があります。
お尻をきれいにして欲しいという主張をする猫は、飼い主さんのことを母猫だと思って子猫気分になっているのでしょう。子猫のころは、うんちの後に母親がなめてきれいにしていましたので、そのときの気分で要求してきていると考えられます。
4.多頭飼いではトイレの順番待ちが発生する
多頭飼いあるあるのひとつとも言える、トイレのマイルールに「トイレ待ち」があります。ほかにもトイレがあるのに、なぜかみんな同じトイレを使いたがったり、トイレの順番待ちが発生したりするのです。
なんとも不思議なこの現象ですが、同居の猫は生活スタイルが同じになるためトイレのタイミングも自然と同じになっている、ほかの猫がトイレをしているのを見て自分もしたくなったという理由が考えられているようです。
そのほかには、自分のニオイが消されないか監視している説やトイレ中は無防備になるので、見張り役をしている、ニオイを上書きしようとしているという説も。
いずれにしても、仲良しの猫同士で見られることが多い行動だとされています。そう考えるとなんだか微笑ましくなりますよね。
まとめ
今回紹介したマイルールの多くは「きれい好き」であることが関係しているのに気づいたでしょうか。猫の多くは、汚れているトイレは使いたくない、トイレを片付けて欲しいと思っています。
トイレが汚れていると排泄トラブルの原因にもなりかねません。愛猫の健康を守り、ストレスを軽減するためにも、快適なトイレ環境を提供できるように努めましょう。