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東京・目白の隠れ家的名店「ベロ(BARO)」

Dig-it[ディグ・イット]

東京・目白と言えば、落ち着いた雰囲気と上品さが特徴的なエリア。目白庭園など緑豊かな場所や文学や文化にもゆかりがあり、歴史を感じる建物も多く、落ち着いた生活環境と便利なアクセスが人気の理由だ。そんな目白に28年も前からひっそりと営業を続ける老舗の古着屋がある。一歩足を踏み入れれば、そこはもうアメリカそのものなのだ。

出会いは通勤電車の車窓から

ブランドセールに28年従事しているミスターグッドオンこと広沢が四半世紀にわたり足繁く通う古着屋「ベロ(BARO)」の魅力をご紹介します。

「ベロ(BARO)」を知ったきっかけは通勤電車の車窓からでした。お店の立地はJR目白駅と池袋駅の間の線路沿いにあるため、通勤中に一瞬ですが見つけることができました。当時から古着好きだった私は、すぐにそこが古着屋だと気づき、数日後には目白駅に降り立っていた。

※改装前の趣のある外観。

目白通りから重要文化財である「自由学園明日館」へ続くFLライトの小径(※)を線路沿いに5分程歩くと閑静な住宅街に突然として現れる。不思議な立地で28年も営業を続けていることに驚かされる。

※)アメリカの『近代建築の三大巨匠』の1人であるフランク・ロイド・ライトが設計した『自由学園』へと続く小径にちなんで名づけられました。

目白を選んだ理由とは?

古着屋を始めようと思ったきっかけや店舗を目白に選んだ理由をオーナーの中島氏にお話しを伺ってみた。

 「古着屋は始めるきっかけになったのは、当時、新宿区中井の昔ながらの商店街の一角にあった『ママ・デ・ミミ(Mama de Mimi)』というキッズの古着屋に出会ったことです。アメリカから買い付けてきた大人顔負けの古着たちが異常に可愛くて感銘を受けてしまい、心の中で何かが突き動かされるのを感じました。

そこから『ママ・デ・ミミ(Mama de Mimi)』のオーナーのミミさんと仲良くなるようになり、もう1店舗出店予定があるので一緒にやらないかと誘われたのがきっかけです。そこからアメリカへの買い付けも数回同行しました。同時に、新宿区の中井~目白界隈で物件も探し始めました」

バブル崩壊期に中井にオープンした当時のママ・デ・ミミ。

「現在の物件は比較的、直ぐに見つかったのですが、アメリカへの数回の仕入れで軍資金が底をついてしまいました(笑) 肝心なお店作りは資金が足りず、施工業者に頼めなくなったため、すべて自分で作り

ました(笑)」

Discover a new you

『ママ・デ・ミミ(Mama de Mimi)』の2号店として1997年に「ベロ(BARO)」をオープンさせました。当初はキッズの古着を中心にスタートしましたが、目白という土地柄もあり、上品な大人のお客様が立ち寄ってくださるようになりました。それに伴い、キッズ以外のラインナップも増えていき、現在のスタイルに至りました。

 私が思う「ベロ(BARO)」の魅力とは一言でいえば”Discover a new you”つまり新たな自分を発見できるところだと思います。メンズやレディースの品揃えも他のお店とは何かが違うような気がします。口では言い表せないが、そう感じます。

 「ベロ(BARO)」はいつでも映画の主人公にしてくれます。気に入った古着を見つけて試着した時には、自分がそれを着てニューヨークを歩いているような映像が頭をよぎるのです。

 気に入った古着に出会えるのは一期一会ですし、またそこからドラマが始まるようで、他のお店では味わえない素晴らしさが魅力だと思います。

拘りが無いのが拘りです(笑)

20年以上勤務している店長の小原さんこと”ヨッシー”も、元々は常連。

ジャンルを超えたセレクトは時にお客様を悩ませますが、20年以上も店長を務める小原さんこと”ヨッシー”が丁寧にサポートしてくれます。とにかくヨッシーがお洒落で発想もしないようなコーディネートや色使いを提案してくれる。それが新たな自分を発見させてくれる礎になっているのかもしれません。

そんなヨッシーはいつもジャンルにとらわれず、好きなものを好きなように着ているのが楽しそうに見えます。本人曰く「拘りが無いのが拘りです!!」とのことでした(笑)

とにかく、目白と言うロケーションにある「ベロ(BARO)」が好きです。皆さん、次回の休日にでもFLライトの小径を散策してみてください。

【DATA】
BARO USED CLOTHING
東京都豊島区西池袋2-1-13  /営業時間 12:00~20:00 /定休日 火曜日

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