上越市の高田城址公園の桜が待望の開花宣言 昨年より11日遅く
観桜会開催中の新潟県上越市の高田城址公園内に立つ調査木のソメイヨシノが2024年4月5日、開花した。昨年より11日遅く、平年より1日早い。昨年は高田での観測史上最も早く3月25日に開花したため、待望の開花宣言となった。
《画像:開花した調査木のソメイヨシノ(5日午後1時30分頃撮影)》
開花宣言は、観桜会を主催する上越観光コンベンション協会と、同公園の桜の保全などに取り組む環境ボランティア団体「エコ・グリーン」(鈴木敏男代表)が行っている。公園内の忠霊塔前に立つ樹齢約100年のソメイヨシノを調査木に、5、6輪以上の花が咲いていることを開花の目安としている。
《画像:開花を確認する鈴木代表(右)と小池事務局長》
前日の4月4日は、木の幹から3輪が咲いているのが確認されたが、開花宣言は持ち越しとなっていた。この日は朝から日が差し、調査木のあちらこちらでつぼみが開き、10輪以上の花が開いている様子が確認されたことから開花宣言となった。
《画像:ビニールシートを広げて花見を楽しむ人の姿も見られた》
3月25日から毎日観察を行ってきた鈴木代表(70)は「2月は気温が高かったが、3月は低く天候も不順だった。開花は今か今かと市民や観光客も心配していたと思うので、今日咲いてありがたい」と話した。
上越観光コンベンション協会の小池兼一郎事務局長は「『いつ咲くのか』と問い合わせをいただいていた。今週末から来週末にかけて見頃を迎えるので、ぜひたくさんの方々においでいただきたい」と呼び掛けた。
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