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芦ノ湖解禁直後のボートフライフィッシング【神奈川】65cm超え大型ニジマス手中!

TSURINEWS

芦ノ湖で仕留めた65.5cmニジマス(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

3月1日(土)、関東近郊の渓流、湖沼が一斉に解禁を迎えた。そのなかで、私が毎年足を運んでいるのが、神奈川県箱根町にある芦ノ湖だ。

芦ノ湖でボートフライフィッシング

芦ノ湖はブラックバスが日本で初めて放流された地であり、トラウトゲームの聖地として関東地区では日光・中禅寺湖と双璧を成す。今年も3月1日に足を運んだ。

芦ノ湖元箱根周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

解禁日と土日が重なったことから混雑が予想されたので、3時過ぎに到着し、車内で仮眠を取ることにした。

元箱根のボート店からローボートを借りて出舟。湾内の吉原窪を中心に探っていくことにする。経験上、もっとも大型の実績が高い場所で釣りをスタートした。

朝の元箱根(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

チビマス多数ヒット

開始早々、3連釣でチビマスが食ってきた。水位は満水比1mほど低いだろうか。例年なら浅場を中心に探っていくのだが、当日はやや水深のある場所に的を絞った。

チビマスはポツポツと掛かるものの、狙いの大型からの反応はない。納竿ギリギリの16時20分まで粘ったが大型は釣れず納竿。

釣果は25~35cmのチビマスばかりを20尾(すべてリリース)。同行の原氏が60cm超級を掛けたが、走られてブレイク。

桟橋に戻ると、顔見知りの釣り人に「銀ピカ釣れた?」と声をかけると満面の笑み。沖もかなり厳しい状況だったようだが、トローリングで50.5cm1.81kgのサクラマスをキャッチしたとのこと。魚を見せてもらうと、体高のあるきれいなサクラマスだった。

36cmのきれいなイワナ登場

当日は沼津のホテルに一泊し、翌2日(日)も元箱根から出舟。前日に続き大型マスを探っていく。

しかし、その狙いに反して開始1時間でチビマス8尾。そこで、レンジを少し外して探っていくが、大型からの反応はない。そのうち、チビマスのアタリもなくなり、沈黙の時間だけが続く。快晴無風とトラウトゲームには最悪の条件で、釣っていても釣れる気がしない。

早めの昼食をとって休憩していると風が吹きだした。これを機に、再びチビマスが釣れ始める。

13時半ごろには、風がやや強くなってきた。これに呼応したように今までにないアタリと引き。重くはないが、右へ左へと走り回る。上がってきたのは、ヒレピンの46cmニジマス。

次は、引ったくるようなアタリ。「魚種が違うな」と思いながら寄せてくると、36cmのきれいなイワナだ。

ニッコウイワナ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

65.5cmニジマスキャッチ

釣れるのはいいが、私の狙いは50cm超級の大型ニジマス。前日からすでに18時間以上釣りをしているが、大型からの反応はない。レンジが違うのかとリトリーブレンジを変えてみるが、状況は好転しない。ひたすらキャスト&リトリーブを繰り返し、いろいろとポイントをかえながら探っていく。

しかし、大型からの反応がないまま納竿まであと30分。諦めかけた時、アタリは突然やってきた。待望の重いアタリに、クネクネとハリを外そうと魚体をくねらせる大型特有の引き。

ヒットしたのはボートから10mほどしか離れていなかったので、走られる前にコントロール下に収め、徐々に間合いを詰めていく。ボート脇まで寄せてからの抵抗はあったものの最後はネットイン。二日間を通して唯一の大型となった65.5cmのニジマスだった。

今シーズン発の大型ニジマス65.5cm(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

最終釣果

釣果は25~65.5cmを32尾(50cm未満はリリース)。尾ビレが欠けた1尾だったが、60cm超級をキャッチでき、解禁を実感できた一日だった。

養殖業におけるエサ代の高騰、食用としての需要増などで、漁協は放流魚の確保に苦労している。そのため、今年は貧果の人も多かったようだ。

それでも、試行錯誤すれば釣れるし、稚魚放流のサクラマスなども成長しているようだ。解禁したばかりなので、今後の釣況は判断しづらいが、いいシーズンになることを祈ろう。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年3月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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