【もう味つけに迷わない！割合でつくる 和のおかず】サーモンの照り焼き
和食の味つけ、実はとってもシンプルな割合でできること、ご存じでしたか？ 今回はそんなシンプルな割合でつくる、和のおかず。いわゆる「だし」も、一切登場しません。それでも今回ご紹介するレシピは、どれも味はピタリと着地しています。和食は、食材と季節感を大切にする料理です。少ない調味料と思いきり簡単な味つけで、旬の味わいを満喫してみませんか！
しょうゆ：みりん：酒が１：１：１の焼き物。焼き汁が程よくトロリとなるので、それをからめて召し上がってください。
【レシピ】サーモンの照り焼き
１ サーモンは、小麦粉を全体に薄くまぶしつける。ししとうがらしはガクを取り、包丁で1か所切り込みを入れる。Ａは混ぜ合わせておく。
２ フライパンに油大さじ2を入れて強めの中火にかけ、サーモンを入れて両面に焼き色をつける。油はねに注意しながらＡと柚子を加え、焼き汁にとろみがついてきたらししとうを加える。1～2分間焼いたら器に盛って柚子をのせ、焼き汁をかける。
[1人分390kcal 調理時間10分]
【教えてくれた人】村田吉弘（むらた・よしひろ）
京都の老舗料亭の3代目。2001年刊行の『割合で覚える和の基本』（NHK出版刊）は、15万部を超えるロングセラー。
撮影・蛭子 真
スタイリング・肱岡香子
NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2024年10月号より抜粋