地域の“美味しい”をサクサクチップスに♪西区神出町の『神戸咲く咲くHarmony』 神戸市
地元・神戸を中心とした国産の食材を“サクサクのチップス”に加工・販売している神戸市西区の会社『神戸咲く咲くHarmony』ご存知ですか?
「真空フライ」という技術でチップスを製造しているという同社。いったいどんな技術なのか気になった筆者は、その直売所を訪問してきました。
国道175号線沿い、のどかな田園風景が広がる神出町に『神戸咲く咲くHarmony』の本社と直売所があります。
じゃがいもや人参、丹波篠山の黒大豆や海苔などのチップスもあり、ラインナップが豊か。これはどんな味がするのだろう?と想像しながら商品を選ぶ時間が楽しい。
筆者が選んだのはこちらの5点。持ち帰っていただきます。
「給食野菜チップス」を食べるとサクサク食感の心地よい音が広がります!そして油っぽさがなく食べやすい!
じゃがいもの香ばしさや人参の優しい甘さ、素材の自然な美味しさが凝縮され、素朴だけど止まらなくなる味♪
気になっていた「真空フライ」は、気圧が低いところではお湯が100℃以下で沸騰する原理を利用して、低い温度で水分が蒸発する空間を作り出す技術のこと。水分の蒸発により味は濃厚に、100℃以下のため素材の色や風味、栄養価が保たれ、残油量も従来のチップスに比べると低いそうです。
汁物の具にもお勧めと聞き、試してみました。チップスに水分が戻ることで、ほくほくしたじゃがいも、シャキシャキした人参の食感になっています!
チップス状態なら賞味期限も長いので、ストックしておけば“食事に野菜が足りない”という時の救世主になってくれそう。
果物を使ったチップスもいただきます。
とってもサクサクなのに、噛むほどにジュワ~っとジューシーな果汁を感じることに驚きます!
こちらは、西表島から直接仕入れているパイナップルを贅沢に“わっか丸ごと”チップスにしたもの。噛み締めると爽やかな甘酸っぱさが口に広がります♪
神戸市西区押部谷で育てられた「太秋柿」のチップス。生だとシャキシャキ食感とすっきりした甘さが特徴の柿で神戸市西区の魅力的な食材の1つ。
柿は秋の短い期間しか出回らず、味わえる機会が少ない。そこで“地域の美味しいもの、魅力を多くの人に届けたい”という想いを込めてチップスに加工し、年間を通して販売できるようにしたそうです。
どの果物チップスも旬の時期に収穫した物を凍結保存し、味付けは一切せず、素材本来の味をぎゅっととじこめた物。旬のおいしさを一年中味わえます。
同社では「神戸市西区の魅力を沢山の人に知ってもらうきっかけになりたい」と、定期的にイベントも開催していて、11月に感謝祭、12月にはドイツの伝統菓子「シュトレン」作りの教室を開催するそうです(詳細はお店の公式Instagramで発信)。
「もっと地域の食材を取り入れ、チップスの種類を増やし地域の魅力を届けたい」と語る、社長の鯛かおるさん。今までも、伊達巻や兵庫県産ハモ、さらには南あわじ産玉ねぎを使ったオニオンリングまでチップスにしてきました。
チャレンジ精神と地域愛に溢れた『神戸咲く咲くHarmony』。これからどのようなチップスが登場するのか、楽しみませでたまりません!
場所
神戸咲く咲くHarony
(神戸市西区神出町広谷439)
営業時間
10:00~15:00
定休日
土日祝
駐車場
有