【前代未聞】ドンキのエナジードリンク『ZONe ENERGY 5772K』の成分が意味不明すぎる件 / 尖り方が尋常ではない
エンナァジイイイィィィッッ! みんなエナってるか? 久しぶりだな。エナジードリンクをこよなく愛する男、エナジーマンだ!! 本年もよろしくお願いいたしまエンナァジイイイィィィッッ!
エンナァジイイイィィィァァァァァ!!
新年のご挨拶が済んだところでさっそく始めていきたい。2025年最初のエナジー検証は、昨年12月に発売されたドン・キホーテ限定エナドリ『ZONe ENERGY 5772K』の登場である! それではエナジースタート!!
・ドンキ限定
もはや定番のエナドリシリーズ「ZONe ENERGY(ゾーンエナジー)」がドンキとコラボして生まれたのが『ZONe ENERGY 5772K』だ(定価税抜210円)。全国のドン・キホーテ、アピタ、ピアゴ、ユーストア各店舗にて限定販売中である。
黒いボディと真っ赤に燃え盛るロゴが特徴の本作。「5772K」は太陽の表面温度を意味している。力がみなぎり、燃え上がるような味わいを太陽で表現したんだとか。エナエナ(ふむふむ)。
ほんじゃいつも通りエナジーサーチから始めていこうかな……と缶を手に取った、次の瞬間だった。俺のエナジーアイにとんでもない情報が飛び込んできやがったのだ。エ、エナッ!? ちょっと待て。
アルギニン2000mg……だと?
・アルギニンが2000mg?
そう、1本500mlあたりに、アルギニンが2000mg配合と書かれているのだ。ちょまちょまちょまちょま。一旦落ち着け。冷静になるんだ。クールエナジー。
500mlあたりに2000mgってことは、100mlあたりだと400mgか……よ、400mg!? ちょまちょまちょまちょま。参考までに他のエナドリのアルギニン量も見てみよう。
レッドブルは100mlあたり120mgだ。
モンスターエナジーは100mlあたり125mg。
で、『ZONe ENERGY 5772K』は100mlあたり……ほう、400mgか。エナエナ(ふむふむ)。
いや多すぎるだろォォォォォォォオオオオ! ハイパーエンナァジイイイィィィィィアアアアアッッ!!
・「ZONe」史上最高量
なんでもこのエナドリは、ユーザーの「アルギニンがたくさん入ったエナジードリンクが飲みたい!」という声に応えて生まれたものらしい。何だその尖った要望! あんま聞いたことねーよ!!
たしか埼玉発祥のスーパー「ベルク」のエナドリ『BARK X』にも同量のアルギニンが含まれていたはずだが、あちらは1本250mlなので、トータルの配合量は『ZONe ENERGY 5772K』の圧勝である。変な方向に尖りすぎだろ……。
だがしかし! このエナドリがヤバイのは実はアルギニン量だけではない。カフェインにも注目である! さぞかし大量に入っているんだろうなと思いきや、1本500mlあたりの配合量は……
エナ? 75mg……?
てことは、100mlあたり……まさかの15mg。いや少ねぇェェェェェェエエエエ! 寝てんのかコラァァァァアアアア!! 起きろやァァァァァァアアアア!
ちなみにレッドブル100ml当たりのカフェイン量は32mgで、このあたりがエナドリの基本ラインだと思われる。
俺の感覚だと30mgを下回るエナドリはだいぶザコジー(だいぶ雑魚なエナジー)なのだが……15mgてお前。それもうただの誤差やん。シラスに小さいカニが混ざってた程度のラッキーカフェインだろう。
・極端すぎる
アルギニンとカフェインのバランスがここまで歪(いびつ)なエナドリは初めて見た気がするぞ。前代未聞と言ってもいいのではないか。逆に尖っている。尖りの殿堂である。
さて、それでは実際にエナジーテイスティン! 色はよくあるエナジーゴールド、それをちょっと濃くしたような感じだ。
グビエナ! グビエナ!!
エナ(うむ)、安定の王道エナジーフレーバー。エナドリ特有のケミカルな風味が口に広がる。甘味もけっこう強いような……
つーか辛ッッッ!!!!
・後から辛い
マジかよ、しばらくすると唐辛子や生姜系の刺激がビリビリと追いかけた来たぞ。遅れてくんな! 辛くする意味はまったく分からんがスパァイシイイイィィィッッ!!
ただ、辛すぎるというほどではない。ベースはあくまで「ZONe」で、そこにちょっとした辛味刺激が付与されているような味である。
おそらくやろうと思えばもっと尖れたはずだが、そこはおいしさのバランスを考えたんだろうな。グッドエナジーだ。
すべてのステータスをアルギニン配合量に割り振ったかのような『ZONe ENERGY 5772K』。
カフェインはいらんからアルギニンをもっとくれ! というエナジードリンカーがどれだけいるのかは不明だが、その要望に真っ向から応えまくった尖りエナドリであった。ゴチエナ!
というワケで今回のエナジー検証はここまで。また会おう。エンナァジイイイィィィッッ!
参考リンク:ZONe ENERGY
執筆:エナジーマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.
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