韓ドラ時代劇の入門作にもってこい！2025年最新「恋愛 × フュージョン」作品４選

8/26(火) 9:07配信

韓国ドラマの人気ジャンルの1つである時代劇には、史実をベースにアレンジしたものや、完全なる創作によって誕生した“フュージョン時代劇”がある。

朝鮮時代や高麗時代など、現代とは一味異なる社会的背景を持つ“時代”だけを借りてきてストーリーに活かして比較的観やすく制作されているものが多く、歴史に対する知識がなくても楽しめるものがほとんど。

顔と名前を覚えるのに苦労する登場人物もさほど多くなく、なかには、ファンタジー要素を盛り込んだものまで存在し、現代劇の延長線上で気軽に視聴できる作品もある。

史劇のなかでもさほど抵抗なくチャレンジできるタイプの作品といっても過言ではなく、なかでも恋愛をテーマにしたものは、ストーリーが分かりやすくおすすめだ。

そこで本記事では、韓ドラ時代劇入門者にもってこいの“恋愛×フュージョン”時代劇をご紹介。2025年の新作からピックアップした。時代劇に抵抗を感じていた韓ドラファンに、ぜひご覧いただきたい。

『主役の初体験、私が奪っちゃいました』(原題：남주의 첫날밤을 가져버렸다)は、女子大生の魂が宿った恋愛小説の脇役が、小説内の男性主人公と一夜を過ごして始まるロマンチックコメディー。

現代劇として制作されても違和感のないプロットで、セリフも難しい言い回しはほぼない。登場人物のリアクション1つとっても、現代の若者が共感できる反応ばかりだ。

残念ながら現在日本では配信されていないが、本国では主演オク・テギョン(2PM)とソヒョン(SNSD)の息の合ったケミストリーが話題を呼んだ作品。予測不可能なロマンスから、最後まで目が離せない。

●キャスト：ソヒョン、テギョン、クォン・ハンソル、ソ・ボムジュン、チ・ヘウォン他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年8月26日現在)：未定

『鬼宮 (ききゅう)』は、不思議な力を持つ少女と悪神の運命的な出会い、そして王家に深い恨みを持つ“鬼”の呪いに立ち向かう2人の姿を描いたユク・ソンジェ(BTOB)主演作。

時代劇とファンタジーを融合させることで、ややもすると難しくなりがちな権力争いに偏りすぎない構成となっており、おとぎ話とも民話ともとれる物語が視聴者の関心を引く。

またそこに、ロマンスやコメディー、ホラー、アクションまで盛り込み、エンターテインメント性に富んでいるのも魅力の1つだ。

●キャスト：ユク・ソンジェ、キム・ジヨン、キム・ジフン、キム・イングォン、ハン・ソウン他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年8月26日現在)：Lemino

『元敬(ウォンギョン)～欲望の王妃～』は、本記事で紹介する作品のなかでは、最も時代劇色が強い作品だが、朝鮮王朝3代目国王イ・バンウォンの妻である元敬王妃の人生を再解釈したもの。

歴史的事実や背景などをベースにしながら、キングメーカーと言われた彼女が、どのように生きたのか、遠い昔に思いを馳せ想像することのできる面白さがある1作だ。

記録には残っていないものの、元敬王妃の強い女性像や逆境を乗り越える姿、夫と妻としてや、王と王妃としての様子が描かれ、現代の女性との共通点を探しながら視聴するのも面白いかもしれない。

●キャスト：チャ・ジュヨン、イ・ヒョヌク、イ・イダム、イ・シア、ハン・スンウォン他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年8月26日現在)：Amazon Prime Video

『呑金/タングム』は、イ・ジェウク主演のミステリーロマンス。子どもの頃に失踪し、12年間行方不明だった朝鮮最大の商団の後継者が、ある日帰ってきて始まるエンターテインメント性抜群の人気作だ。

史劇ならではの醍醐味である権力争いや、昔ながらの韓ドラロマンスの魅力はしっかりといかしつつ、ロマンスとミステリーで視聴者の好奇心をさらに刺激する。

三角関係も盛り込まれ、各登場人物の複雑な感情と関係性、そしてその結末は、まるでスタイリッシュなドロ沼劇を観ているかのよう。若者世代や時代劇初心者、韓国の歴史を知らない外国人など、万人受けする工夫が垣間見える作品だ。

●キャスト：イ・ジェウク、チョ・ボア、チョン・ガラム、オム・ジウォン、パク・ビョンウン他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年8月26日現在)：Netflix

(ライター/西谷瀬里)

記事へのご意見最終更新: 8/26(火) 9:07

Yahoo! JAPAN