地域見守る「子育地蔵尊」 磯子区岡村に鎮座
磯子区岡村3丁目の天神道路沿いには、安産や無病息災・交通安全・健全育成などの願いが込められた「岡村子育地蔵尊」がまつられている。
管理するのは、地元住民らが組織する「岡村草分け七軒会」。会員有志が清掃などの管理を行い、毎年春には龍珠院で慰霊法要も実施している。同会によると、由来は鎌倉幕府滅亡後の1333年、岡村へ逃げ延びた武士が最期の時に「この地域に大変世話になったので、死後に地蔵を作ってもらい、子どもたちが無事に育つように見守ってあげたい」と言い残したことだと伝えられているという。同会事務局の石井勉さんは「ぜひ近くを通った際はお参りしてほしい」と話す。