猫との暮らしで身についた『大切な人生訓』5選 猫たちの生き様から教わったこととは?
1.「無理しない」の大切さ
猫は無理をしない達人です。疲れたら眠り、お腹が空いたら食べ、満腹になったらやめ、気が向いたときだけ遊びます。猫は自分の限界をよく理解していて、周囲からの目を気にして無理をするようなことは決してしません。
たとえば、不愉快な場所や状況に我慢して居続けることに、どんな意味があるのでしょうか。過剰なストレスを避け、心身のバランスを保つことで、より穏やかに過ごせます。
目標を持つのも大切ですが、自分のペースを大事にして、ときには休む勇気も同じくらい大切です。
2.「今」を楽しむ
猫は将来を案じて、いまから思い悩むことはありませんが、目の前の少し先のことなら考えます。キャリーバッグがあれば、大嫌いな病院へ行くことを察知し、飼い主が小さなハサミを持っていたら爪切りをされることに感づいて、そそくさと隠れてしまうかもしれません。
しかし、猫はそれ以上先のことを思い悩むことはありません。晴れていれば日向ぼっこを楽しんだり、好きなおもちゃで遊んだりと、小さなことに全力で幸せを感じます。
毎日の小さな幸せを大切にし、今この瞬間を楽しむことを心がけましょう。
3.「個性を大切に」すること
猫は、毛の柄が多様であるように、性格にもそれぞれの個性があり、一匹一匹が異なる魅力を持っています。お気に入りのおもちゃを寝床に運び、大切そうに抱いて添い寝する子もいれば、出されたごはんを一気に食べ、足りなければおねだりする子もいます。それぞれが自分らしく生きているのです。
ほかの猫と比べて、自分の性格や見た目を気にすることはありません。できないことをうらやむ必要もなく、ただ自然体で生きています。
他人と比べることよりも、自分の個性を大切にし、自分らしく生きることを意識しましょう。
4.「独立心と甘えるバランス」
猫は独立心が強く、自分の時間・自分のやり方を大事にしますが、信頼する人にはしっかり甘えます。そのバランスは絶妙で、多くの猫好きが翻弄される魅力でもあります。甘えられることも、また幸せなことなのです。
この姿は、人生において「一人でしっかりと立ちながら、周囲とのつながりを大切にする」ことの重要性を教えてくれます。必要以上に自立を強調するのではなく、ときには他者を信頼し、頼れる心の柔軟さを持つことが必要です。
誰かを頼るのが苦手な人は、ときには相手を信頼して甘えてみるのもよいでしょう。
5.「寝ることの偉大さ」
猫の一日の大半は寝ることに費やされています。十分な休息があるからこそ、元気に遊び、狩りのような活動ができるのです。
忙しい現代社会では、休むことに対して後ろめたさを感じたり、休息を疎かにしたりしがちです。しかし、生きていくうえで、定期的な休息は心身の健康を支える大切な柱です。
十分な睡眠は、免疫力を高め、病気のリスクを減らす効果もあります。休息を取ることは怠惰ではなく、心と体を整えてしっかりと使いこなすために必要不可欠なのです。
まとめ
猫の暮らしはとてもシンプルです。食事をしたら休息を取り、時には遊んでまた休む。そのシンプルな毎日の中で、私たち人間に多くの学びを与えてくれます。
猫は、他の誰かになろうとはせず、自分らしく安心して幸せに生きることを大切にしています。猫の生き方を見ていると、私たちがいかに無理をしては疲れ、過去や未来のことを悩みがちなのかに気づかされるかもしれません。
「猫のように過ごしたいなぁ」というと、少し怠けているように思われるかもしれませんが、実は、猫の生き方そのものに、幸せに生きるための大切なヒントが詰まっているのです。