手指13本、足指12本を持つ健康な男児誕生で「女神の恩恵」と両親(印)
インド、カルナータカ州のサンシャイン総合病院で今夏、手足の指が25本ある「多指(趾)症」の男児が誕生した。男児はすでに生後1か月になり、両親は「赤ちゃんは女神の恩恵」ととても喜んでいるという。印ニュースメディア『News4Nation』などが伝えた。
ヒンズー教寺院が「女神の恩恵を持って生まれた子」と紹介した男児。動画はこちら
7月下旬、カルナータカ州の小さな町ラブカビ・バンハッティは、多指(趾)症で誕生した男児の噂で持ちきりだった。
男児は右手に6本、左手に7本で手指が計13本、足指は左右6本ずつで計12本あり、医師たちを驚かせた。また、町の多くの人々が「珍しい赤ちゃんを一目見たい」と親子のもとにやって来た。
一方で家族は、「赤ちゃんは女神の恩恵」と信じて非常に喜んでいたそうで、父グラッパ・コヌールさん(Gurappa Konur)は次のように語った。
「実は妻バーティ(Bharti、35)は、カルナータカ州クンダラジのヒンズー教寺院『Sri Bhuvaneshwari Devi Shakti Peetam Suragiri Hills』をよく訪れていてね。寺院では女神に『子宝に恵まれますように』と祈りを捧げていた。それで女神が私たちの願いを受け入れ、子供を授けてくださったのだろう。」
母親の経過は良く、男児は健康で、後日ヒンズー教の寺院がInstagramに男児の写真を投稿し、「ブヴァネーシュワリー女神の恩恵を持って生まれた子」と紹介した。
なお多指(趾)症は、胎児の手指や足指が分離する過程で指が通常より多く作られるもので、その原因ははっきりと解明されていない。ただ、サンシャイン総合病院の産婦人科医パールヴァティ・ヒレマス氏(Parvati Hiremath)は、男児のケースについて染色体の異常を挙げていた。男児の両親が今後、手指の治療を行うかどうかについては不明だが、一般的に1歳前後で手術を行い、長期にわたる経過観察が必要であるそうだ。
ちなみにインドでは昨年9月、手足の指が全部で26本ある女児が誕生し、家族は「女神の生まれ変わり」と喜び、祝福していた。
画像は『News4Nation 「हाथ-पैर में है 25 अंगुलियां नवजात के जन्म के बाद हर कोई हैरान परिजनों ने बताया ईश्वर का आशीर्वाद」』『India TV News 「Baby boy born with 25 fingers and toes in Karnataka family hails as divine blessing」(Image Source : INDIA TV)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)