岩井原中 創立70周年祝う 生徒制作の壁画など公開
市立岩井原中学校(田副聡校長)の創立70周年記念式典が10月25日に同校体育館で行われた。地域住民や学校関係者などが参列し、生徒と共に節目を祝った。
同校は1974年に開校。所在地の岩井町は西区と隣接し、主に保土ケ谷区と西区の子どもたちが通う。地域に根差した学校運営を心掛け、生徒は岩井町原連合町内会主催の納涼盆踊り大会などの行事に参加。有志の生徒が模擬店の準備や販売業務を手伝い、地域活動のやりがいや楽しさを体験している。
式典では田副校長や同校70周年実行委員会の野口昌紀委員長らが来賓者にあいさつし、感謝の言葉を述べた。また、全校生徒で制作した壁画を披露。代表の生徒が岩井原の岩(rock)をヒントに名付けた猫のキャラクター「ロク丸」は同校の青色ジャージをモチーフに描き、壁画には「高みを目指す」という思いが込められていることを発表した。同校の卒業生でジャーナリストなどとして活動する峯村昌子さんによる講演も開かれ、生徒たちは峯村さんの話に聞き入っていた。
野口委員長は「盆踊り大会やこども食堂などの活動に参加してくれる生徒が多く、日頃から感謝している。学校が80年、90年、100年と歴史を積み重ねていくことを心から願っている」などと思いを述べた。
この日は文化祭も開催。生徒はCMのパロディー動画や歌などを披露し、会場を盛り上げていた。