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【フランス】ル・マン24時間レースの観戦に行こう!サーキットの場所と市内観光

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©︎Yukinobu Shuzui

毎年6月上旬にフランス中部の町ル・マンで自動車耐久レース「ル・マン24時間」が開かれています。その名の通り24時間走り続けて順位を競う大会です。ル・マンの町とサーキットについて、まとめました。

【画像】ピット上にある観客席から観戦

ル・マン24時間レースとは

ル・マン24時間レースは、よくイメージする自動車レースとは少し異なる、変則的な要素が入っています。まず舞台となる1周約13.6kmのサルト・サーキットは、レース専用作られたサーキット(ブガッティ・サーキット)の一部と、一般道を組み合わせて構成されています。

具体的には、ブガッティ・サーキット内にあるスタートラインから北へ走り出した後に、テルトル・ルージュと呼ばれる場所で一般道と合流、南へ。そこからは、しばらくレ・ユノディエールなど近郊自治体を通る一般道をほぼストレートで走り抜け、南端にあるミュルザンヌという村のカーブを曲がり再び北上。いくつかのカーブを抜けた後に、フォード・シケインというS字カーブでブガッティ・サーキットに戻り1周です。

レースに参加する車も3つのクラスに分かれています。各国の自動車メーカーが総合優勝をかけて争う「ハイパーカー」、アマチュアドライバーが中心のプロトタイプ「LMP2」、FIA(国際自動車連盟)GT3規定の車が参加する「LMGT3」です。これら車両規定やクラスが異なる車が、同時に同じサーキットを走ります。

サルト・サーキットへの行き方

広大なサルト・サーキットには、客席や観戦ポイントがいくつかありますが、今回はメーン会場になるスタートライン付近、およびその周辺に広がる飲食および各メーカーのブースが立ち並ぶファンゾーンへのアクセス方法をご紹介します。

パリからル・マンまでは、フランス国鉄(SNCF)の高速列車TGVで約1時間。ル・マン駅を降りたら、駅前からトラムT1線に乗り終点のアンタレス・スタッド・マリー・マルヴァン(Antarès – Stade Marie Marvingt)駅で下車します。同駅からは案内板が出ています。下車後、ラウンドアバウトを越えた先にサーキットの入場ゲートがあります。

入場ゲートを越えたら、左手にキャンピングカーの駐車スペースを見ながら、サーキットに沿って少し南下。サーキットの下を潜るトンネルを抜けて、西へ進んで行くと上記のファンゾーンに到着です。

サーキット内はとても広く、場合によっては混み合います。自分の客席がある場所や行きたいエリアなどは事前に確認して、時間に余裕をもった行動をおすすめします。移動はかなり歩きますので履き慣れた靴がおすすめです。晴れの日は日差し対策も忘れずに。日陰は少ないです。

ル・マン24時間レースのチケットは同レースの公式ウェブサイトから購入できます。

ル・マン市内の観光スポット

ル・マンを訪れるなら、ブガッティ・サーキットの北西エリアにあるル・マン24時間博物館は必見。レースおよび自動車関連の貴重なコレクションを見ることができます。

■ル・マン24時間博物館(Musée des 24 Heures du Mans) 住所:9 Place Luigi Chinetti 72100 URL:https://www.lemans-musee24h.com/

せっかくル・マンを訪れるならサーキットだけでなく、旧市街もあわせて訪れたいです。旧市街はル・マン駅から北に向かって新市街を越えた2kmほど先にあります。徒歩でも行けますがトラムが便利です。

旧市街の目玉といえば、ゴシック様式のサン・ジュリアン大聖堂。現存する最古のステンドグラス『キリストの昇天』があり、内陣奥の礼拝堂には絵画『天使たちの音楽会』が飾られています。その他にも、旧市街には木組みの家々や、ルネサンス時代の建築物が立ち並びます。西側に流れるのはサルト川です。

■サン・ジュリアン大聖堂(Cathédrale Saint-Julien Le Mans) 住所:2 Place Saint Michel 72000 URL:https://www.cathedraledumans.fr/

24時間耐久レースの観戦を主にするなら、サーキット内にあるキャンプ施設など。レースとあわせて市内観光も楽しみたいなら、市内中心部に宿を探すと便利です。ただし、レースの週末は宿泊施設が大変混み合い、値段も跳ね上がります。もしレース時期にル・マンを訪れる場合は、かなり早めからの計画をおすすめします。

 

TEXT by 守隨 亨延

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