551蓬莱の「あんまん」と「チャーシューまん」を食べてみたら…懸念が生まれた
昨年、生まれて初めて「551蓬莱」の豚まんを食べた。
「いつお店の前を通っても行列ができているな」と思っていたけれど、その理由がはっきりと分かった。あの豚まんはおいしすぎる。
その味が忘れられずに、551蓬莱のホームページを眺めていたところ……え、ここって豚まん以外のお饅頭も売ってるんだ!?
・豆沙饅と叉焼饅
それがこちらの「豆沙饅(あんまん)」と「叉焼饅(ちゃーしゅーまん)」。
一瞬読み慣れない漢字に戸惑ったけど、中国語では餡子のことを「豆沙」、チャーシューのことを「叉焼」と書くそうだ。
今回はそれぞれ2個入りの商品をオンラインショップで購入し、価格はあんまんが税込510円、チャーシューまんが税込540円だった。
ちなみに豚まんは2個入りで税込み500円。あんまんもチャーシューまんも、わずかではあるものの豚まんよりお高かった。
それではさっそくあんまんから味わってみよう。
1個あたりのサイズはこんなかんじ。コンビニで売っているものよりも一回り小さいくらいかな。
半分に切ってみると、中にはたっぷりのつぶあんが! 優しく持たないと餡子が飛び出してしまいそうになるくらいの量だった。
口の中に入れてみると、その餡子の甘い味が一気に広がって大変美味。濃厚すぎずあっさりしすぎずのちょうどいい塩梅だ。
とろみがあると言ってもいいくらい滑らかな餡子の中に、時折柔らかい粒も入っていていいアクセントになっていた。
食べ進めている間に、ふと気づいた。この餡子、普段食べているものとはちょっと違う味かも……?
餡子の味がすることには間違いないんだけど、それ以外の風味も感じるというか。
気になって商品ページの説明文に目を通してみたところ、その理由が発覚した。
なんとこちらの餡子には、黒ごまが入っているんだそうだ。言われてみれば確かに色が黒っぽいかも……!
豚まんと同じように「551ならではの味だな」と感じさせられるあんまんだった。
・叉焼饅
続いて「チャーシューまん」の方も味わってみよう。
あんまんは表面がツルツルだったけど、チャーシューまんは豚まんと同じように上部に捻った跡がある。
半分に切ってみるとこんな感じ。こちらはあんまんよりも具材の粒が大きく粘度が少ないため、切った直後に中身がこぼれてしまった。
中身は全体的に甘めの味付けで、皮の優しい甘さとよく合っている。ガッツリした豚肉の味もしっかり感じて、1つ食べただけでもかなり満足できた。
ゴロゴロと大きいチャーシューだけではなく玉ねぎやたけのこも入っていて、シャキシャキの食感も同時に楽しめたぞ。
同じ豚肉を使った商品だけど、豚まんとはまた違った美味しさを堪能することができた。
・懸念点
いや~、「551蓬莱=豚まん」というイメージがあったけれど、他のお饅頭たちも負けず劣らずのおいしさだったな……!
どちらの商品も「さすが」と思えるクオリティの高さだったけど……ひとつだけ懸念点がある。
これ、次に551に行った時にどのお饅頭を買うかめちゃくちゃ迷うことになるのでは────!?
どれもおいしかったから、叶うならば全種類をまた食べたい。でも筆者の胃袋の容量的に、全てを消費期限内に食べきれる自信はない。
なんで自分は551に通える範囲に住んでいないんだろう……と思った瞬間だった。
皆さんも551蓬莱に立ち寄る機会があったら、是非豚まん以外のお饅頭も味わってみてはいかがだろうか。そして筆者と同じジレンマに陥ってください。
参考リンク:551蓬莱 あんまん、チャーシューまん
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.