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釣れない時の【釣り人の言い訳】9選 「他の釣り人も釣れてなかった」が最強か?

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船酔い(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

長らく釣りを趣味にしていると、釣れなかった時に釣友などへの報告で言い訳の声をよく耳にすることがある。今回はそんな言い訳についてまとめて解説しよう。

これだけは知っておきたい言い訳

それでは、よく耳にする釣り人の言い訳をご紹介していきたい。皆さんも一度は聞いたことがきっとあるはずだ。

仕掛けを切られて消沈(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

潮のせいにする

潮を原因に言い訳する釣り人は数多くいる。その中でもよく聞かれるのは、「潮が動かなかった」ではないだろうか。理由については諸説あるので割愛したいが、潮の動きは釣果を左右する重要なファクターの一つになるため、潮が動かないと相当厳しい釣りになってしまうからだ。

その他にも魚種によっては潮の濁りの有無によって釣果が左右されるケースも多々ある。例えば「潮が澄み過ぎていて釣れなかった(クロダイなど)」とか逆に「濁りが入って釣れなかった(シロギスなど)」などもよく聞かれる。

潮を原因とする中でも、特に赤潮や青潮は致命的と言っても過言ではないかもしれない。また二枚潮(上潮と底潮の流れが逆)はラインがフケやすく底立ちが取りづらいためオマツリが頻繁に発生して釣りにならないことが多々ある。そのため沖釣りでは二枚潮を原因にすることもある。

天候のせいにする

強風、強雨、うねりなどの荒天では、海や河川の状態も悪いし、釣りもしづらい。

つらい船酔い(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

このような日に好釣果はあまり期待できない。沖釣りでは船酔いして1日竿を出せなかったなんてこともよくあることだ。これでは釣れなくても当然だ。

川の状態のせいにする

川釣りでは、渇水や増水を釣れなかった時の言い訳としてよく使用される。渇水とは日照り続きなどで普段よりも川の水量がかなり減っていることを意味し、逆に増水とは豪雨などにより普段よりも川の水量が増えていることをいう。

渇水時は水量の減少と共に魚も減少するし、増水時は濁りが発生したり、流れが速くなりすぎることもあるので、ターゲットや釣り方によっては釣りにならないことが多々ある。どちらも釣り人の悩みの種になり苦戦を強いられる原因となるので言い訳としては十分に成立することが多い。

水温のせいにする

水温の低下や上昇も魚が食い渋る原因になる。特に急低下や急上昇と言った「急」な水温の変化時には極端に魚が食い渋ることがよくある。急な水温の変化でなくてもターゲットに適している水温というものがある。

適正な水温でなくてもその魚を釣りに行きたくなる気持ちは釣り人心理としてよく分かるが、覚悟が必要だ。

時合いを逃した

釣りでは一般的によく釣れる時間帯として、朝マヅメや夕マヅメが挙げられる。「上げ3分下げ7分」も魚がよく釣れる時間帯であると言われている。さらには何かしらの理由で急に捕食スイッチが入る時もありこれらの時間帯を釣り人は総じて「時合い」と呼んでいる。一日の釣りの中でも特に魚からのシグナルに期待を高めている時間帯だ。

しかし、それらの時間帯に渋滞で現地に到着するのが遅れたり、釣り場にいてもオマツリなどで時合いを逃してしまうと残念な結果にまってしまう。終日まんべんなく釣れる日もあるが、時合を逃したために「オデコ」なんてこともよくあることだ。

エサ取りやフグの猛攻にあった

エサ釣り全般に言えることだと思うが、夏場はエサ取りと呼ばれる外道の活性が高いことが多く、仕掛けを投入するとすぐにエサを取られてしまうことがよくある。また海釣りではサバフグなどの大量発生により仕掛けをかみ切られてしまうと釣果が伸びないどころか財布も痛い……。

フグの猛攻はつらい(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

どちらも戦意喪失になってしまい、釣りを諦めてしまいたくなる心理も分からなくもない。

スレていた

人気釣り場(特に管理釣り場)の魚は、常に釣り人から狙われているのでスレていることが多くあり、特にビギナーの方がこのような釣り場で数釣るのは難しい。

管理釣り場の様子(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

このような管理釣り場では、放流タイムが唯一のチャンスタイムになるがそれを逃すと釣果は厳しいかもしれない。

隣の釣り人に邪魔された

主に乗合船で、たまたま隣の釣り人がビギナーで、その人が底立ちを取れなかったり、サバなど走り回る魚に上手く対応できずに、終日オマツリばかりで釣りにならなかったと言うケースもまれにある。また話好きな隣人に終日話しかけられて釣りに集中出来ず貧果に終わってしまう場合もあり同情したい。

他の釣り人もあまり釣れていなかった

「他の釣り人もあまり釣れていなかった」と漠然と語られる報告を聞いて、さらにツッコミを入れてくる釣り人はあまりいないと思う。ある意味最強の言い訳だ。

この言い訳は、漠然と語るところに強みを感じるのであまり多くを語るべきではないと思っている。

まとめ

以上釣れなかった時の言い訳を考える上で、参考にしていただければ幸いである。しかし名人と呼ばれるような方々は以上のような状況下でも少なからず獲物をゲットしていることが多いのもお忘れなく。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

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