「才能を彩り殻を破れ」第12回ゴールデンエッグ プロジェクト長編作品『還ら去る君へ』が公開決定
第12回ゴールデンエッグ プロジェクト長編作品として製作された、飯野歩監督による『還ら去る君へ』の劇場公開が決定した。
才能を彩り殻を破れ
現役の映画監督、プロデューサーたちによるアクティング指導、そして映画製作を行いその成果を競う俳優のためのプロジェクト「ゴールデンエッグ プロジェクト」。
「これからの未来を担う俳優の発掘、スキルアップに繋がる企画」として、これまで多くの才能が輩出され活躍の場を広げてきた、現在も第16回が開催中だ。
第1回から第13回までは、渋谷ユーロライブで開催されたネットシネマフェスティバルで上映。その後優秀俳優賞の授賞式が行われてきたが、第14回からは、出演俳優全員がメインキャストとなるショートムービーが制作され、ネットで配信。監督、プロデューサーたちが審査員となって、その中から優秀俳優賞を選出するという流れが特徴となっている。
本作は、第12回ゴールデンエッグ プロジェクト長編作品として製作され、本プロジェクトのオーディションで勝ち取った総勢67名の俳優が参加。そして、映画監督の篠原哲雄(『本を綴る』『ハピネス』)、香月秀之(『お終活』シリーズ)、市野龍一(「ウルトラマン」シリーズ)、山本透(「イクサガミ」『有り、触れた、未来』)、脚本家の久松真一(『64 -ロクヨン-』『おまえの罪を告白しろ』)、プロデューサーの櫻井一葉(『お終活』シリーズ)、大和田廣樹(『風の奏の君へ』『シェアの法則』)、川田亮(『帰ってきた あぶない刑事』『お終活』シリーズ)ら錚々たるメンバーが審査員を務め、小結湊仁、岡田彩花、細井貴斗、わたなべなたわ、松坂龍、冬由が、優秀俳優賞を受賞した。
見応えあるストーリー展開
この度公開が決定した『還ら去る君へ』は、元・警察官の探偵が若い女性の失踪者探しで直面した自分自身の過去の傷、居場所を見つけられない者たちが織りなす日本の闇に向き合うヒューマンドラマだ。
近年、インディーズ映画スタートながら口コミで大ヒットを果たした『カメラを止めるな』『侍タイムスリッパー』とはまた一味違った見応えあるストーリー展開も観る人に鮮烈な印象を残す。
手掛けたのは、国内映画祭で数々の受賞作品を制作してきた気鋭監督・飯野歩。観客を作品の世界に一気に引き込む演出・作品作りで注目の飯野は「閉塞感でやりきれないことが多い人生であっても「これだけは守りたい」という思いを抱えた不器用な男の姿を見届けてもらえたら嬉しいです」と、本作の劇場公開に向けた想いを寄せている。
STORY
探偵の北見次郎は若い女性の失踪案件を担当することになる。新人の探偵候補・伴直樹とともに調査を進めるうちに、20年前のある事案との共通性に気づく。かつて思いを寄せた女性の失踪、そして裏切り。封印していた過去の情景に向き合うことになる北見を待ち受ける運命とは…
『還ら去る君へ』は4月5日(土)より池袋シネマ・ロサ<インディーズフィルム・ショウ>にて公開