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清水エスパルスの矢島慎也、“切り札役”続くも役割全う「優勝にフォーカスするなら勝ち続けないと」

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J2清水の矢島、山形戦へ「途中出場でも常にやるべきことをやる」


前節水戸戦で貴重な同点ゴールを決めた清水エスパルスのMF矢島慎也選手。ここまで出場28試合中16試合が途中出場です。「途中出場は基本的に難しい」と言いますが、得点数はチーム3番目の6得点。そのうち4得点を途中出場から挙げていて“切り札”としての活躍が目立ちます。

水戸戦は前半のうちに2点先行される苦しい展開でした。ハーフタイムの選手交代で、1トップから2トップに変えると、後半の立ち上がりに交代で入ったFWドウグラスタンキ選手のアシストでFW北川航也選手が決め、1点差に詰め寄りました。その後はなかなかゴールネットを揺らせませんでしたが、後半22分からピッチに立った矢島選手が37分に同点ゴールをたたき込みました。

「ファーストタッチがうまくいった。気持ちで振り抜いた」と得点シーンを振り返りますが、「優勝を狙うならこの勝ち点1は大きいとは言えない」と課題を口にしました。

途中出場の難しさ…

交代出場は体力が余っていてたくさん動けると見られがちですが、すぐに乳酸がたまって足に負荷がかかるそうです。先発の選手は疲れがたまっていて、「頼んだ」という感じのラフなボールも増える傾向にあり、収めるのが難しい場面も多いとのこと。

それでも「大事なところで決められる選手になりたい」という矢島選手は山口戦でも勝ち越し点を含む2得点など役割を全うして結果を残しています。

勝てば自力でのJ1昇格が決まる次節山形戦。相手の渡辺晋監督は2018年に在籍したベガルタ仙台の指揮官でした。「やりたいことがうまくいくと攻撃はすごい」とイメージを語り、山形に夏の補強で加わった能力の高い選手にも警戒します。

「優勝にフォーカスするなら勝ち続けないといけない。うまく見せようとはせず、途中出場でも常にやるべきことをやる」と平常心で出番を待ちます。

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