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ひとり分でもおいしく作れる! 肉じゃが&いり鶏【上田淳子さんレシピ】

NHK出版デジタルマガジン

ひとり分でもおいしく作れる! 肉じゃが&いり鶏【上田淳子さんレシピ】

 「きょうの料理ビギナーズ」11月号より、定番おかずのひとり分レシピを紹介します。「肉じゃが」は照り照りのホクホク。「いり鶏」は具材を三つに絞ってシンプルに。フライパンで効率よく出来上がるレシピは必見です。

教えてくれるのは、料理研究家の上田淳子さん

本場仕込みのフランス料理と骨太な家庭料理を主軸に、さまざまなメディアで活躍。子どもたちが巣立ったあとの夫婦に「ちょうどいい」お家ごはんのアイデアも発信している。

「直径20㎝程度の小さなフライパン&ふたは卵や肉を焼くだけでなく、煮物にもちょうどいい大きさです。定番おかずのあれこれが効率よく、上手にでき上がりますよ。」

じゃがいも1コで!「肉じゃが」

肉じゃが

 肉じゃがはたっぷりつくったほうがおいしい? じゃがいも1コでも、ほら、こんなに照り照りのホクホク。材料を炒めてから調味料を加え、ピッタリとふたをして味を含ませながら蒸し煮にするのがコツです。

材料(1人分)

じゃがいも 1 コ(150g)
たまねぎ 1/2 コ(100g)
牛切り落とし肉(または豚バラ肉/薄切り)60 g
A (砂糖 大さじ1  みりん 大さじ1  酒 大さじ1  しょうゆ 大さじ1  水 大さじ1)
◎油

[1人分390kcal 調理時間15分]

1 じゃがいもは大きめの一口大に切る。たまねぎは繊維に沿って7mm幅に切る。牛肉は大きければ食べやすく切る。

2 フライパンに油小さじ1を中火で熱し、1の野菜をサッと炒める。油が回ったらいったん火を止めて、上に牛肉を広げ入れ、を順に全体に回しかける。

3 ふたをして再び中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にし、5分間煮る。一度ふたを取って全体を混ぜ、再びふたをして2分間ほど煮る。

4 じゃがいもに竹串がスッと通るようになったら、ふたを取って上下を返し、煮汁がほぼなくなるまで煮詰める。

具材3つで手軽に!「いり鶏」

いり鶏

 鶏肉、れんこん、にんじんだけでつくる、シンプルないり鶏。仕上げに混ぜ込んだ削り節が、豊かなうまみを加えます。

材料(1 人分)

鶏もも肉(から揚げ用)3 切れ(90g)
れんこん 80 g 
にんじん 1/3 本(50g)
A (水 カップ1/3  酒 大さじ1  みりん 大さじ1  砂糖 大さじ1)
削り節 (小)1 袋(2g)
◎油/しょうゆ

[1人分360kcal 調理時間15分]

1 れんこんは1.5cm厚さの半月形(またはいちょう形)に切り、表面をサッと洗って水けをきる。にんじんは小さめの乱切りにする。鶏肉は半分に切る。

2 フライパンに油小さじ1を中火で熱し、鶏肉をサッと炒める。色が変わったら、れんこんとにんじんを加えてサッと炒め、全体に油が回ったら、を加え、ふたをして3分間ほど煮る。

3 しょうゆ大さじ1/2を加えて混ぜ、再びふたをして5分間ほど煮る。野菜が柔らかくなったらふたを取って強めの中火にし、煮汁がほぼなくなるまで煮詰める。火を止め、削り節を手でもんでくずしながら加え、サッと混ぜる。

 『きょうの料理ビギナーズ』11月号の特集は「少量でも味に大満足! ひとり分の定番おかず」。手間なく、むだなく、おいしくつくれる定番おかず&副菜のひとり分レシピを、料理研究家の上田淳子さんと重信初江さんが紹介します。

■NHK『きょうの料理ビギナーズ』2024年11月号より
■撮影・野口健志/スタイリング・久保百合子

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