【佐倉市】子どもがより多くの大人に関われる地域食堂 赤ちゃんからシニアまでみんなが笑顔になる「ひだまりのたね」
毎月第3金曜日の志津コミュニティセンターには、笑い声とおいしそうな匂いがあふれています。設立3年目の地域食堂を取材しました。
大量のキャロットラペにびっくり!
「親になって、子どもに関わる大人は多い方がいいなと思って」と、地域食堂ひだまりのたね立ち上げのきっかけを語るのは、代表の唯愛(ゆいあい)さん。
当時、通信制大学で社会福祉を学んでいた唯さんは、思い切って仲良しのママ友で看護師の鈴木日海里(ひかり)さんを誘いました。
「どうして私?とびっくりしましたが、とくに反対する理由もないし(笑)」(鈴木さん)。
唯さんの熱意に呼応して、鈴木さんがさらに美容師の松隈(まつくま)和美さん、管理栄養士の加藤純加(じゅんか)さんに声をかけ、若いママたちは動き出しました。
2022年9月、無事に36人の親子や地域住民を迎えてスタート。
調理の中心を担う加藤さんが「初回のカレーは倍量くらいできちゃって」と笑うと、「そうそう、キャロットラペも山盛りで」と松隈さん。
それから毎月1回の開催を重ね、現在は100人ほどが利用するようになりました。
老若男女が集まる地域の居場所
野菜が苦手な子も、この日の紫キャベツのコールスローはぺろり。
ご近所のシニアたちも笑顔です。
スタッフも高校生から70代にまで広がり、「民生委員さんはじめ地域で活動する先輩たちと知り合えたことは、私たちの財産」と唯さん。
2025年5月には食事作りが大変になってきた高齢者もいると知り、より広く身近に食を通じた居場所を作りたいと一念発起。
場所を借りて「イソップのかまど」(佐倉市ユーカリが丘4の3 ジョイナード2階)という惣菜カフェをオープンしました。
唯さんたちの挑戦は、まだまだ続きます。
地域食堂「ひだまりのたね」
開催日時/原則毎月第3金曜日 午後5時~午後7時(要申込)
場所/志津コミュニティセンター
住所/千葉県佐倉市井野794-1
参加費/子ども100円、大人300円
申し込み・問い合わせ
LINE/https://lin.ee/0KNJbDG
Instagram/@hidamarino_tane