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厳しい練習でつかんだ栄光の舞台! センバツ初出場・千葉黎明高等学校野球部 創部101年目の挑戦【八街市】

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厳しい練習でつかんだ栄光の舞台! センバツ初出場・千葉黎明高等学校野球部 創部101年目の挑戦【八街市】

1月24日に行われた選考委員会で、関東地区代表として初選出。 3月18日(火)から行われる第97回選抜高等学校野球大会・通称「センバツ」に出場が決定しました。同校は春夏通し初めての甲子園出場となります。

※集合写真は全て千葉黎明高等学校より提供

甲子園で勝って校歌を歌いたい

校舎前にて 目指せ! 甲子園初勝利

同校野球部は、昨秋の千葉県大会で初優勝。関東大会でベスト4になり、センバツ出場を決定づけました。4人の投手を中心とした継投と手堅い守備、隙のない走塁で、初めてつかんだ甲子園への切符。

就任から約3年で甲子園へ導いた中野大地監督

2021年12月から野球部を率いる中野大地(たいち)監督(38)は、「選手、保護者の方をはじめ、八街市長や市民の方々、学校関係者が喜んでくださっているのが一番うれしいです」と、とても謙虚。

「学校に『おめでとうございます』『寄付したいです』『感動しました』と電話がかかってきます。こんなに影響力がすごいんだなぁって実感しています」と、学校がある八街市での盛り上がりを話してくれました。

中野監督は「応援してくれる方々と選手たちと、(甲子園で)勝って校歌を歌いたい。これが最低限の目標であり、今の我々にとっては最高の目標でもあるんです」と自身も選手として甲子園の出場経験があり、甲子園で1勝することの重みを経験しているからこそのセンバツでの目標を話してくれました。

野球の指導は卒業後を見据えて

「勝つことにはこだわってやってきたんですが、甲子園に行くことがすべてという指導はしてなくて。結果的にそういった結果がついてきてくれたっていう感覚ですね」と中野監督。

普段からの指導で心掛けていることはと聞くと「挨拶や礼儀はもちろんのこと。彼らは今、高校生ですが社会に出て活躍してほしいな。社会に出て信頼してもらえるような大人になってほしいなっていう思いが、指導の中では一番上にあります」と真剣な面持ちで語ってくれました。

中野監督は、拓大紅陵高校野球部出身で、明大へ進学、日産自動車、JFE東日本と社会人野球でも経験があります。

そうした意味で、センバツを通してどのように成長してほしいかと聞くと「甲子園は、誰しもが出場できる大会ではないですし、高校野球をいくら頑張ってても経験できないこともあります。甲子園は『高校生として一番社会経験ができる場所だ』ということを伝えています。

各社の記者が来て、写真を撮り、メモをとる。いろんな事前準備をして、そのうえで質問をしてくれ、それが記事になる。こんな社会経験は普通じゃできない。

仕事として君たちに真剣に向き合ってくれて、それで評価や対価としてお給料もらって生活されてる姿から、社会の仕組みや仕事を感じて学びなさいと伝えています。

(甲子園に)野球の試合に行くのですが、そういったことを多く経験できる事が一番幸せなのかなと思ってます」と答えてくれました。

野球の質では日本一! 日々の厳しい練習で全国の舞台へ

打線の中軸を担う山本大我(たいが)主将

山本大我主将(2年)は、「(選抜に)選ばれるか不安はあったのですが、選ばれた時は本当にうれしかったです。創部101年目で初めて甲子園出場が決まり、いいスタートを切れました。

自分たちのチームは、野球の質を大事にしていて、全国に千葉黎明の野球を見せられたらいいなと思っています」と笑顔。

放課後、打撃練習をする部員

「監督からは、技術などでは他のチームに負けても、野球の質では日本一になろうと言われています。(関東大会でベスト4に入り)冬の練習もモチベーションを高くやることができました。個々の能力を上げるための基礎トレーニングをしたり、基本的な動作を繰り返し行い、レベルアップを目指して練習できました」とハキハキ取材に答えてくれました。

センバツの出場が決まってからは、「登下校中に、市民の方に『頑張ってね』って声を掛けてもらいます。応援してくださる方たちと甲子園で勝ちを喜びたいなって思います。全力で頑張るので応援よろしくお願いします!」と甲子園への思いを熱く語ってくれました。

1・2年生の部員59人のうち、9割以上が県内出身者のチーム。選手たちが日々の厳しい練習でつかんだ栄光の舞台。センバツは3月7日(金)に組み合わせの抽選が行われ、18日から大会が開幕します。

問い合わせ
電話番号/043-443-3221
千葉黎明高等学校

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