マテムりに声優の緑川光が登場!緑川が明かした『ガンダムW』のオーディションの裏話にSnow Man佐久間も驚愕!
7月27日(土)、Snow Manの佐久間大介がパーソナリティを務めるラジオ番組『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送・毎週土曜日20時~)が放送。ゲストに声優の緑川光を迎え、緑川が自身が声優になろうと思ったきっかけやガンダムのオーディションの裏話を語ってくれた。
–「ガンダムのオーディションとか半端ないから」-
声優の緑川光は、テレビアニメ『SLAM DUNK』の流川楓役や、『名探偵コナン』の諸伏景光役、『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイ役、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ』の鳳瑛一役、ゲームでは『テイルズ オブ デスティニー』のリオン・マグナス役など、多くの印象的なキャラクターを担当している人気声優の一人。
そんな緑川が一問一答のコーナーで、現在の仕事に就くことを決めたきっかけや意識し始めた出来事は『機動戦士ガンダム』だという。
佐久間「現在の仕事に就くことを決めたきっかけや意識し始めた出来事が『機動戦士ガンダム』」
緑川「これは多分声優業界だけじゃなくて、アニメ業界もたくさんいるだろうけど。俺が子供の頃って男の子ってもう9割、10割近くロボットアニメを見て育ってきたの」
佐久間「『マジンガーZ』とか」
緑川「そうそう。そこはだいぶ古いかもしれないけど(笑)。『超電磁ロボ コン・バトラーV』とか、『超電磁マシーン ボルテスV』とか。毎週敵が出てきてはやられて、また新しい敵が翌週に出てきてやられての繰り返しだったの。だけど、ガンダムは一話目でいきなり同じロボットが3体。3体!?」
佐久間「確かにそうか!」
緑川「えぇっ!?なんで!?みたいな。でも車とか、そういうもので考えたら、あ、量産型。なるほど!あ!量産してんだ。すげえな!みたいな。だからリアルな方向性に舵を切ってきた時なんですね」
佐久間「もう僕の世代だとガンダムとか当たり前にあったというか、色んなロボットアニメがあったので、そういうものだって受け入れてたんですけど、やっぱその歴史をちゃんと辿っていくと、確かに新しい文化だったんすねガンダムって」
緑川「ショックだったの。どういうこと?って。最初、リアルタイムで見てなくって、たまにチャンネル回すとロボットものやってる。…全然難しくてわからない、違うの見ようみたいな。別のアニメ見てたんだけど、ある時、友達に終わった後に説明されたのね。これこうなんだよ。こうなんだよって話してるうちに、ラストは主人公のロボットがボロボロで、首ないわ、すげえ!主人公ロボット首ねぇ!かっけぇ!みたいな。なんで?いいの?首なくてみたいな。お決まりじゃない、そんなボロボロになっちゃっていいんだみたいな。そういうところが引かれて、見たかったけどもう終わってたから。それでそこからアニメ誌の存在も知って、終わった後に作品を振り返ってみたいな。特集が組まれてて。そこで声優さんという存在も知ったの」
佐久間「おお!そこなんですね」
緑川「そこの最初の1stガンダムに出てる方が青二(青二プロダクション)の方が多かったので、それで事務所の名前も一緒に覚えて、ここに行きたい」
佐久間「おお!すごい。もうそこで。え?それって何歳ぐらいだったんですか?」
緑川「でも、小学生」
佐久間「小学生で!すごい!早い!でも、実際それで声優になって」
緑川「その時の夢は声優になって、そういうシリアスなロボット物で主人公をやりたいなっていう思いがあったの。だから、まさかそれがガンダムに乗るなんて夢にも思わなかった」
佐久間「すごいですね」
緑川「だってガンダムのオーディションとか半端ないから、時間帯も朝からバーッと(オーディションを)やってると思うんだけど、自分が行った時間帯でさえ、あの人知ってるあの人知ってるみたいな人がブワーッといて。で、終わって帰ってきて、次の日もその次の日も前の人かもずーっとやってると思うと、受かると思わないもん。受かりたいけど」
佐久間「倍率で言ったら半端ないし、自分よりも先輩の人もいたりもするしとか考えると、そうですよね」
緑川「だからもうすっごくやりたいっていう思いが強すぎちゃって。オーディションとかも多分、それなりに冷静にできる年齢ではあったんだけど、2役ぐらい受けなきゃいけなくて、主役やりたいけど!多分主役は無理だろう。だったらもう一役を取りに行こう。って思って。なんか似てたのね、どっちも。タイプ的に。あんまり喋らない。じゃあ自分の中で、できる芝居を違うか変えるパターンで、より良いものを主役じゃない方でやろうと思ってやってたら、最初に主役の方をやったのかな。で、本当に自分の中のいい芝居は後に残しといたんだけど、「あの、そうじゃなくて、こういう芝居でやってもらっていい?」っていうのが後でやろうと思ってた芝居だったから」
佐久間「え~!」
緑川「え~!どうしよう!取りに行けない!」
佐久間「(笑)」
緑川「どうしよう!どうしよう!みたいな」
佐久間「うれしいけど、ジレンマがすごい」
緑川「それで、でもやった。やったけど、同様してたから女性の方と絡みながらやる場合もあるのね。緊張しすぎて相手の人のセリフ飛ばしちゃったりとか、で、めっちゃ落ち込んで帰った」
佐久間「でも、それが(ヒイロに決まって)すごいですね!あと自分の考えた良いものと、向こうが求めているものが一緒だったってのがすごい」
緑川「まあタイプ的に似てたから、それもあるのかなと思ったけど、めっちゃ動揺した。どうしよう!これでやれないことはないけど、俺が狙ってる役はどうやって狙えばいいんだみたいな。だって、やっぱりタイプが似てるからそんなにいろいろやれないから」
佐久間「そうですよね」
緑川「あれは動揺したな~。めっちゃ落ち込んで帰ったもん。意外にそうやって間違ったりとか漢字読み間違えて堂々とやったやつとか、そうやって変な爪痕を残しているときは受かってたり(笑)」
佐久間「えぇ(笑)。意外とそんな感じなんですね。ちゃんとでも夢をつかみ取ってる人」
緑川「だって、今まで散々インタビューとかでも言ってきたけど、受かった話を聞いて、「やった!あの役がやれる」っていうよりも、「やった!自分のキャラが乗るガンダムが出る!」って思った」
佐久間「いや、それは夢ですよね!」
緑川「子供の時にガンプラで育ってるから、ガンプラがすごいブームだったから、だからやっぱそれは自分のキャラクターが乗るガンプラが出るっていうのは、痺れるよね」
佐久間「たしかに、そうですよね。僕もテレビアニメの方でヴァンガードの声優をやらせてもらった時に、自分の声をやってるキャラクターのカードが実際に発売されるということで、嬉しすぎて箱で5~6個買いましたもん(笑)」
緑川「でも、やっぱそれを中心とした戦い方で戦いたいもんね」
佐久間「そうですよね。それを絶対自力で当てるんだ俺は!って気持ちがすごいあったので」
緑川「それはやっぱ醍醐味だよ」
その他、佐久間と緑川が共演する朗読劇についての話や、緑川が大きく成長するターニングポイントとなった出来事についてなど興味深い話が次々と飛び出した。そちらについては是非タイムフリーで。