足柄上1市5町 災害時ドローン活用へ協定 (株)ACSLと支援活動で
足柄上地域の1市5町(南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町)が5月19日、国産の産業用ドローンの開発等を行う株式会社ACSL(東京都江戸川区)との間で、それぞれ「災害時における支援活動等に関する協定」を締結した。
協定は、地震や風水害等の災害が発生した場合、協定先が1市5町それぞれの要請を受けて被災現場等で支援活動を行う内容。ドローンによる状況把握や捜索、物資運搬のほか、平時においても防災活動や人材育成支援を行っていくという。
この日は各市町の首長が出席。冒頭、挨拶に立った同社の寺山昇志代表取締役は「私たちは世界中の安心安全を支えるパートナーというビジョンを掲げている。今日を起点としてこの自治体の皆さんと連携をしていきたい」などと話した。
同社は2024年の能登半島地震や能登半島豪雨の際、輪島市などで支援活動を実施。こうした経験を踏まえ、山梨県笛吹市、茨城県境町、埼玉県鳩山町、静岡県小山町、愛媛県今治市など、地方自治体との災害時の協定締結を積極的に進めている。