ふれあい科学館 水中で最も多様な「貝」 館長念願の企画展
相模川ふれあい科学館アクアリウムさがみはら(中央区水郷田名)が現在、秋の特別企画展「貝展〜みんな知ってるカイ?〜」を開催している。12月8日(日)まで。
長年貝を研究してきた伊藤寿茂館長の念願の企画で、水中で最も多様性に富む生き物と言われている貝の魅力を70種240点(うち標本40種40点)の展示で紹介している。
芸術の秋にぴったりな美しい色の貝や、世界最大の巻貝「アラフラオオニシ」の標本、真珠を作る「イケチョウガイ」、貝の究極の進化系と言われているタコ、深海にすみ足に鱗がある「ウロコフネタマガイ」などの標本、生きた二枚貝に産卵する魚「シーナンタナゴ」などが展示されている。
10月12日の「貝展」エリアは、解説文を含めて一つ一つ丁寧に展示を見る小学生や、動画を撮影しながら楽しむ観覧者などで賑わっていた。
同館の職員は「貝は身近な生き物ですが、思わず『え〜!』と言いたくなる、意外と知らないことがたくさんあります」と話している。