【ボーナスいくら?】47歳、医療事務。頑張っても少ない……。車検代で消えてしまいます【FPが解説】
読者から寄せられた「ボーナス(賞与)の額」を大公開。はたしてこの年代・業種でボーナスが多いのか少ないのか、相談内容について改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【47歳 医療事務】
【ボーナスいくら?】47歳、医療事務の場合
プロフィール
47歳、女性
医療事務、年収380万円
一人暮らし
今年度の冬季ボーナス:支給されるか分からない
【相談内容】ボーナスが1ヶ月分も出ない!車検代で消えてしまいます……。
「せめて1か月分はほしいと思っています。頑張ってもボーナスが低く昇給もないため仕事のモチベーションも上がりません。ボーナスは自己投資に使いたいのですが、車検代や旅行代に消えてしまいます。」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である45〜49歳の1年間のボーナス平均支給額は、約120万円です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じ医療業界のボーナス平均支給額は、冬季支給額が29万円、夏季支給額が約28万円となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年2月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は冬季のみの支給で22万円なので、年代別・業種別で見ても平均より少ない額といえるでしょう。
車のコストを見直して家計にゆとりを
質問者さんは、ボーナスを自己投資に使いたいのに車検代と旅行費用に消えてしまうことがお悩みなのですね。
車は便利な反面、維持費が意外とかさむ「金食い虫」ともいわれます。
特に車検代はまとまった額が必要になるためボーナスで補填している方が多いですが、減額されたり支給されなかったりした場合は家計を圧迫してしまうのが難点です。
車の維持費は意外とかかる
車の維持費は、軽自動車でも年間20〜40万円程度かかります。
軽自動車の場合は7年ほどで乗り換える人が多く、7年ごとに200万円の軽自動車に買い替えるとすると、維持費に加えて年間29万円ほどの負担が発生することに。
車を所有するコストは少なくとも年間50万円となり、非常に高額です。
車を手放すと見えてくる家計のゆとり
可能であれば、車を持たずに生活する選択も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
もし車の利用が休日だけなのであれば、レンタカーやカーシェアリング、タクシーなどを利用する方が経済的かもしれません。
車の持ち方を見直すことで、家計の負担を大幅に軽減できますよ。
まとめ
・質問者さんのボーナスは、平均より少ない額です。
・車は意外と「金食い虫」。利用が休日だけであれば、レンタカーやカーシェアリング、タクシーなども検討しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。