あのキー・ホイ・クァンがブチ切れ「上映中にしゃべるな、スマホ画面光らすな」 ─ 劇場マナーCMでキャラ崩壊
『グーニーズ』(1985)『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2023)などのキー・ホイ・クァンは、親しみやすい役柄と本人のキャラクターで、“いい人”イメージがすっかり定着している。そんな彼が、米映画館チェーン「アラモ・ドラフトハウス・シネマ」の鑑賞マナー動画に登場し、上映中のマナー違反があったら“ダークサイド”を解き放つと警告した。
ユニークな鑑賞マナー啓蒙企画で知られる同チェーンの新CMにて、クァンは「どうも、受賞者のキー・ホイ・クァンです。今度公開される『ラブ・ハーツ(原題)』に出ています」とにこやかに自己紹介。「僕は親しみやすく愛される人物や、穏やかで誠実な友人、夫、隣人などの役を演じることが多いです」と語りかけた。
しかし、「ここで皆さんにお伝えしたいのは、キー・ホイ・クァンにダークサイドがあることです」と一転。時折拳を握りしめながら、力強いトーンで、鑑賞マナーを守るように呼びかけた。
「ダークサイドを見るのに一番手っ取り早いのは、大きな話し声や、電子機器の光で映画を邪魔することだ。僕がスクリーンに映っている時にそんな無礼をしたら……ポテトをしっかり握っておけよ! フライドポテトを注文するときは、文字通りしっかり握りしめておくことだ。僕の中の“野獣”を解き放つからな。ちょっと大変なことになるぞ! だからしゃべるな! 携帯は画面を暗くしろ、サイレントモードに!」
熱をこめて語ったクァンは、再び穏やかな口調に戻り、「そうすればみんな友達。映画を楽しんでね」とほほえんだ。映像の最後には「キー・ホイ・クァンのキャラを壊さないで」というメッセージが表示されている。
ちなみに今回の映像は、クァンが冒頭で触れた自身の最新作『ラブ・ハーツ』とのタイアップ企画。同作は『フォールガイ』(2024)や『ブレット・トレイン』(2022)のデヴィッド・リーチ監督がプロデュースするアクションコメディで、リーチは殺し屋の過去をもつ真面目な不動産業者を演じ、キレのあるアクションを披露している。
ところでクァンにはこれまでのイメージを一新したい気持ちがあるらしく、「自分のコンフォート・ゾーンを抜け出して、極悪非道な本当に悪いやつを演じたい」とことも。2025年2月7日に米国公開される『ラブ・ハーツ』では、もしかしてその一端を見られるかもしれない?