連続受賞は狩野祐介選手、ただ一人! データで振り返るBリーグガイド!〈シーズンベスト3PT成功率賞その②〉【バスケ/Bリーグ】
Bリーグ歴代3ポイント王②
開幕9シーズン目を迎えた国内プロバスケットボール・Bリーグ。今やその人気はプロ野球やJリーグといった“メジャースポーツ”にも引けを取らないレベルまで到達し、強豪クラブのチケットは入手困難になるほど。『ラブすぽ』では今回、そんなBリーグの歴史を過去のシーズンベスト3PT成功率賞の受賞選手とともに振り返ります!
【全3回の第2回】
2019‐20ベスト3PT成功率賞
松井啓十郎(京都ハンナリーズ)
3ポイント成功率:48.5%
JBL、NBL時代から日本代表でも活躍した「KJ」こと松井啓十郎選手が、「復活」のタイトルを獲得したのがこのシーズン。当時34歳だった松井選手は、シーホース三河に在籍した前シーズン、1試合平均2.8得点、3ポイント成功率32.2%と苦しんだが、京都ハンナリーズへの移籍を機に完全復活。3ポイント成功率48.5%は、当時のB1新記録でもありました。松井選手はその後、富山グラウジーズ、香川ファイブアローズと戦いの場を移し、現在はさいたまブロンコスでプレー。39歳となった現在もB3を舞台に活躍を続けています。
2020‐21ベスト3PT成功率賞
狩野祐介(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
3ポイント成功率:47.5%
Bリーグを代表するシューター・狩野祐介選手が初タイトルを獲得したのがこのシーズン。前シーズンまでは滋賀レイクスでプレーし、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに移籍して1年目でいきなりの戴冠。同シーズンは177本中84本の3ポイントを沈め、成功率47.5%はキャリアハイをマーク。安定したシュート力はチームにとって大きな武器となりました。
2021‐22ベスト3PT成功率賞
狩野祐介(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
3ポイント成功率:52.9%
前シーズンに引き続き、狩野選手が2シーズン連続でベスト3PT成功率賞のタイトルを受賞。現在まで、同タイトルを2シーズン連続で受賞しているのは狩野選手ただひとり。また、このシーズンは140本中74本の3ポイントを沈め、驚異の成功率52.9%を記録。このスタッツは現在もB1史上最高記録となっています。狩野選手はタイトルを置き土産に同シーズン限りで名古屋Dを退団。古巣・滋賀を経て現在は佐賀バルーナーズでプレーを続けていますが、昨シーズン、そして今シーズンも3ポイント成功率40%以上を記録するなど、35歳になる今シーズンも衰えることなくプレーを続けています。
【第3回へ続く】
文・花田雪