自宅で健康増進を 市民有志と生協がタッグ
高齢者支援ボランティアを行う「南林間地区たすけあいセンター」(沓掛大乗センター長)と、生活協同組合パルシステム神奈川の共催による「たすけあい健康講座」が12日、スポーツクラブNAS南林間店で行われ、約30人が参加した。
「ここで習っておうちでも出来る」をテーマに行われた。前半は講師の指導のもと、参加者らは動きの少ない体操を実践。後半は「美味しくタンパク質を摂ろう」と題した栄養に関する座学があり、参加者らは熱心に講師の話に耳を傾けた。
南林間駅すぐの所にある同センターでは、地域の高齢者支援の一環として、パルシステムの協力のもと血管年齢や血圧、BMI値の健康測定のほか参加者同士の交流を兼ねた「健康麻雀」などが行われている。
センター長の沓掛さんによると、今回の講座は「自宅でできる取り組みを学んでもらいさらなる健康増進を」と、新型コロナウイルスの流行前に企画された。
この日参加した南林間在住の齋藤加代さん(75)は「足腰の弱さを感じることが多かった。今日学んだことを自宅で実践していきたい」と振り返った。沓掛さんは「ようやく講座を開催できた。皆さんが笑顔で取り組んでいたので良かった」と話した。