厚木北公民館の完成祝う 地域住民ら出席し落成式
厚木北公民館の建て替え工事が完了し、4月27日に落成式が開かれた。関係者や地域住民ら約150人が集まり、地域活動などの拠点となる公民館の歓声を祝った。
旧公民館は1975年に完成し、解体当時で築45年以上が経ち市内で最も古い施設だった。老朽化に伴い建て替えが進められ、4月7日からは一部供用が始まっていた。
鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造の3階建てで、延床面積は建て替え前の約2・3倍となる約1970平方メートル。市内の公民館では初となる体育室の冷暖房設備が設置され、施設全体にユニバーサルデザインを取り入れた。
落成式では関係者らによるテープカットが行われ、式典では山口貴裕市長が「地域の皆さまの思いが詰まったこの公民館を、たくさんの方に活用いただきたい」とあいさつした。
厚木北公民館の地区館長を務める佐藤健治さんは、「多くの方の温かいご支援により完成することができた。地域の交流や学習、文化活動の拠点として、地域の皆さまに親しまれる施設となることを願っている」と述べ、厚木北公民館建設委員会の棗進委員長は「誰もが気軽に集い、交流できる施設となるよう取り組んできた。様々な活動の中心となり、今後の発展に寄与することを期待している」と完成を喜んだ。
会場では、詩吟や厚木中学校吹奏楽部による演奏なども披露され、式典を盛り上げた。
新公民館では、子育て支援事業や各種講座など実施していくという。