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和歌山紀北エリアの堤防ルアー釣りでシオ(カンパチ)にアオリイカをキャッチ成功

TSURINEWS

シオ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

夏休み中、夕立ち予報のない日に釣行を計画した。午前中から行くより効率良く、かつ熱中症も怖いので最も暑い時間を避けての釣行だ。クーラーに水は多めに準備して和歌山県紀北エリアのポイントに向かった。

和歌山県紀北エリアへ

人気のポイントだがこの暑さだとやはり誰も居ない。しかし釣れない訳ではないのでそこは人間が対応していくしかない。ロッドはキャスティング用のブリーデンのTR‐85PEスペシャル・ホウリアイランドと34のSFR-51のアジング用の2本を準備。ラインはそれぞれPE0.5号とリーダー3号フロロ、エステル0.2号とリーダーにフロロ0.6号のセッティングだ。

まずはジグのキャスティングで沖をサーチする。南風が比較的強く、ナブラも発生していない。ジグをボトム~表層引きまで試すが反応はない。これは厳しいか…。通常のメタルジグからブレードベイトまで様々なものを投げるが魚からのコンタクトは一切ない。

アジングに切り替え本命登場

一旦ジグは諦めてアジングロッドに持ち替えた。ジグヘッドは自作のものでミザールの鯵刺にタングステンを付けた1.1gに、同じくミザールのラニーノーズ2inのクリアパールラメをセット。これをミオ筋に向けて投げる。南風が強いのでロッド下げて風を極力孕ませないようにして落としていく。おおよそ40カウントでボトムだ。

ゆっくりと誘いを掛けてサビく動作を入れてまたフォールさせる。一投目からミオ筋のカケアガリ付近でヒット。予想通りの良型のアジだ。水面に出して一気に抜く。黄色が強く居つきのアジだろう。同じ場所で再びヒット。5投目までで3匹ヒットと凄く調子が良かったが一気に抜いたせいか急に反応が無くなった。

良型のアジが連続でヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

再びメタルジグに持ち替える

丁度このタイミングで南風が少し落ち着き、潮が沖に向かって流れ出した。徳島の鳴門の方でも風の止み間で潮の流れが変わる事が多い。潮の変化=チャンスの方程式が成立するかもと期待してしまう。ブレーデッドジグで沖合の表層からボトムまでを順番に攻めてみる。しかし期待とは裏腹に全く反応なし…。

諦めかけた時、アジが釣れたミオ筋付近からカマスが追いかけて来てジグにヒット。太マジックくらいのサイズだが嬉しいゲストだ。ふっと海面を見るとヒットしたカマスをシオ(カンパチ幼魚)がチェイスしている。うぉ!と思った瞬間にカマスはバラし…。直ぐにロッドスタンドからアジングロッドを持ってミオ筋にキャスト。シオが戻って行ったのはあの辺のハズ。アジング用のワームでフォローを入れる。アジングと違いパンパンとワームをダートさせるとシオが付いて来てバイト!やった!作戦成功だ。

強烈な勢いでエステル0.2号が引き出される。幼魚とは言え青物、油断は出来ない。波止の基礎に擦られないように注意しながら寄せて抜き上げる。目標の青物ゲットである。このまま日没直前まで釣りをして移動とした。

アジングタックルでシオをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

ナイトゲームはエギング

今回のナイトゲームはアジングではなく、早期のアオリイカ調査である。昨年のカメラロールを確認するとこの時期に既に新子サイズのアオリイカが釣れているので、昨年同様にイカの多いポイントへ移動する。

タックルはメバリング用の6.4ftの硬めのロッドにPE0.5号、リーダー1.2号で餌木はツツイカ仕様のナオリーレンジハンター1.8号をセットした。フルキャストして約20秒落とす。これでおおよそ4mは落ちているはずだ。後は2段シャクリとフォールで釣っていく。最初は定番ポイントの水路側の常夜灯ではチェイスすらなく船泊側に移動してクーラーに座りながらシャクっていく。アジングやジグの釣りに比べてのんびりしている。

10投程した所でイカパンチらしきアタリが出た。さぁお出ましとなるか?さらにシャクってフォール時に集中する。そろそろカケアガリ付近に来るので注意して次のシャクリに入った時にグンっという手応え。今季初ヒット!意外と重量感があり上がって来たのは200g程のトンカツサイズだ。盛夏の時期でもこのサイズが狙えるのが和歌山県紀北エリアのいい所である。

和歌山県のように比較的水温の温かい海域ではイカの産卵シーズンが長く続き早生まれと遅生まれの個体が混じりサイズは一定ではない。また南紀エリアだと年中産卵しているという話もあるほどだ。

今季初のアオリイカがヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

リリースしてさらにキャスト。今度は藻場の多い場所を重点的に攻める。時折、藻が絡んでくるがそれに触れないレンジを探していくと回収直前にヒット。やはり今年も例年通りイカが多い。すぐにリリースして本日の釣りを終了した。今季も期待できそうと友人に連絡を入れて帰宅した。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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