「絵かと思った」「撮影に成功して素晴らしい」高校生写真家が捉えた北海道の生き物たち
北海道に生息する生き物たちの姿を撮影しに、国内外から多くの写真家が訪れます。そんな中、高校生写真家たちが撮影した写真がSNS公開され、感嘆の声が寄せられています。今回は、写真と生き物に魅せられた二人の高校生写真家をご紹介します。
北海道が大好きな高校生写真家です。
初めてキタキツネの撮影に成功しました!(@nagatani_nonoko さんの投稿より)
高校生写真家の水谷草之介です!!
北海道でギンザンマシコの撮影をすることが出来ました✨(@Souno_photo_ さんの投稿より)
高校生写真家が捉える北海道の生き物たち
写真に映し出されているのは、どこか凛とした表情のキタキツネと、美しい色彩を持つ貴重なギンザンマシコの姿。撮影したのは関東在住の高校生、長谷野乃子さんと水谷草之介さんです。二人は主にSNSで作品を発表しており、多くの人から「北海道に行きたい」「撮影成功おめでとう」「めっちゃ綺麗です」といった温かいコメントが寄せられています。
長谷野乃子さんの写真を始めたきっかけ
長谷野乃子さんが写真を始めたのは中学1年生の頃。母親が風景写真を撮ることが趣味で、コロナ禍で時間ができた際にカメラに興味を持ちました。昔から動物や野鳥が大好きだった長谷さんは、カメラを手にその姿を追いかけるようになります。
そして北海道の魅力をこのように話してくれました。
北海道は自然の雄大さが本当に素晴らしくて、野鳥や動物の種類の多さや北海道の固有種ならではの可愛らしさなどに惹かれています。2023年の春に初めて、母と中学の卒業旅行で洞爺湖に2泊滞在し、森林公園でエゾリスや野鳥を撮影することが出来て、初めてみた野生のエゾリスの可愛さにはまり、そこから北海道が好きになりました。
今回の撮影旅行が5回目の北海道になるのですが、今回もとても可愛い動物たちに沢山会え、ますます北海道が好きになっています。
水谷草之介さんの写真を始めたきっかけ
水谷草之介さん
水谷草之介さんが写真を始めたのは祖父の影響。定年退職後に野鳥撮影を始めた祖父に連れられて、幼稚園児だった水谷さんも次第に生き物に興味を持つようになりました。祖父が新しい機材に買い替える際、昔水谷さんを撮っていた思い入れある一眼レフカメラを譲り受け、動物園などで撮影を始めました。
水谷さんは、北海道の魅力をこのように話してくれました。
北海道での撮影で惹かれるのは、北海道ならではの大自然の中の暮らしを撮影出来ることです。野鳥に関してはたくさんの種類が同じ木で共存したり、そこに縄張り争いがあったりなど…。動物が沢山いるからこそ撮影できるものだと思っています!
長谷さんと水谷さんのおすすめの一枚
写真と生き物への深い愛情が伝わる長谷さんと水谷さん。それぞれが撮影した「おすすめの一枚」を紹介していただきました。
野生動物と出会える自然豊かな北海道
お二人から北海道の魅力を伺いましたが、長谷さん、水谷さんの暮らす関東ではこのように野生動物を撮影できる機会はとても限られているのだそう。北海道に暮らしている私たちが当たり前と思っている自然の美しさと豊かさは、非常に貴重なものです。
お二人の今後の活躍を応援しつつ、皆さんもカメラを手に北海道を巡ってみてはいかがでしょうか。
【ライタープロフィール】
山下 まあや(Webライター)
北海道出身、北海道在住。コーヒー好きが高じてコーヒーメディアに携わらせていただいたことをきっかけに、Webライターの世界に入る。柔らかな文体で主観を交えた記事が最も得意。「好き」で繋がる文章が大好き。